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晩酌。

奈良の蔵元である葛城酒造が醸す「百楽門どぶろく(ひゃくらくもん)」生原酒 H29BY

 金剛・葛城山系の清らかで豊富な地下水を有する自然に恵まれ、明治20年(1887年)創業。
 蔵元のコンセプトは、『いろいろな場面で、どんな方が飲まれても、いつでも美味しいしっかりした品質の酒を造っていこう』。
 精米、原料処理、貯蔵方法等、敢えて手間をかけ、日本酒を醸しています。

 日本酒は酒税法上、その最終工程での醪(もろみ)を漉すのが「清酒」、漉さないのが「濁酒(どぶろく)」に分類されます。
 にごり酒やおりがらみは、あらごししているので「清酒」です。

 こちらのどぶろくは、「菩提もと仕込み」で醸されている、本物のどぶろく。
 清酒発祥の地として知られる奈良の正暦寺から酒母を持ち帰り、室町時代から続く「菩提もと仕込み」とほぼ同じ伝統的な仕込み方法で風味良好な濁酒を醸しています。
 アルコール添加していないので「純米酒」ですが、「純米酒」は「清酒」に対して使用できる特定名称、どぶろくには使えません。
 どちらかというと、どぶろくは原酒で生酒ですので、敢えて表記の必要はありません。

 現代の清酒が「お米を飲む」お酒であるならば、どぶろくは「酒を食べる」お酒。
 神様にお供えしていたどぶろく、現代でも味わえるのは素晴らしいと思います。

 アテはスーパーで買ってきた子持ちワカサギ。

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