2021年3月9日の日記

・日記書きますわい。先に言っておくが、書く気が少しでも萎えたらその時点で筆をおくからな。日記は常に書かれるものであり、その生殺与奪は私が握っているのだ!!!!!!

・この日は、9時に起きて、それからは11時くらい呆けていた。それからは、すこし惰眠を貪った後、梅田に行く。それから、帰宅、今に至る。

・二つ重大なニュースがある。それは卒業が確定したことと、内定先から入社の準備書類が届いたことだ。今までの生活からの脱却と、これから生活のための準備。この二つが同日に届いたことは象徴的だ、何故なら私は常に何者かであるようにと運命で定まっているかのように思えたから。
 もしこの二つが日を置いて届いたのならば、私の感情は大学生でもない社会人でもない宙ぶらりんの自分が存在することになるが、このニュースらが同時に届くことで、私はその宙ぶらりんで居ることが能わないで常に何者かで居ることが要請されていると思うだろう。

・「そのマイクをどうにかしろ」
と部のミーティングの度に言われるので、マイクを買い替えに梅田に行った。楳田のヨドバシカメラ、何度行ってもおおきいねぇ~。ニュース番組の机にありそうなピョコっと生えたようなマイクを買った1400円くらい。(帰宅後、後輩に音質のチェックをしてもらったが問題なさそうだった。ヨシ)

・目的を果たしたが、せっかく梅田にいるのだと紀伊国屋をウロチョロしていると、世所のセールをしていた。これがなかなか良かった。クラシックではカミュやヘンリー・ジェイムズ、漫画ではマーベルや日本コミック、そのほかではハリーポッターやジョー・イデのIQなども置いてあった。中々品ぞろえが豊富、嬉しいね。特に日本コミックが多く、少女終末旅行や賭ケグルイなど見かけたことのある漫画が英語に置き換わっていると、どこか感慨深い所があるね。 

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・オタクだから東鈴奈庵とクトゥルーの呼び声を買った。まさか、東方の洋書を見かけるなんて今後ないだろうと思って、衝動的に買ってしまった。
 おいオタク! 俺は翻訳前のクトゥルフ神話を持ってんだぞ! 慄け!(クトゥルフ神話はペンギン文庫から出版されているが、ペンギン文庫は日本でいう岩波文庫。ペンギン文庫にまで載るってクトゥルフ神話って凄かったんだ)

・東方鈴奈庵の絵柄は特徴的だ。洋書になって、その特徴が更に強くなったように思う。

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・その特徴とは、迫ってくるほどまでに感じさせる妖気があることだ。鈴奈庵が読み返すことに、普段見慣れた鈴仙・優曇華院・イナバや射命丸文や、二ツ岩マミゾウは日が恐るべき妖怪だったんだと思いださせくれる。そんな妖しさがある。
 さて、それが洋書になると、その物々しい妖怪たちが言葉が何を言っているのかがよくわからなくなって、物々しさに拍車がかかる。彼女たち妖怪の物々しさに私は強く惹かれていた。
 昔の欧州では文字を読めない人々は、文字を使って意思疎通を図っていることにまるで魔法を使っていると思っていたらしい。文章=魔法の呪文だと思われていた。
 そのため、文法を表す「グラマー」の語源を調べると、「魔法、魔術、呪文」に行き当たる(魔法書のグリモアの語源はグラマーから来ている)。ちなみに、豊満な女性のことを「グラマー」と称することがあるが、それは私を魔法にかけたように魅了するからであり、欧州の古人は、言葉と肉体の二つに人を射すくめてしまう何かを見出していたのかもね。

・閑話休題、いきなりグラマーのことを持ち出したのは話をオカルト豆知識をひけらかすのが目的じゃないからもう少し読んでくれ。
 私の読み解くことのできない異邦の言語で書かれた本で、少女たちが魔法を使っているのを眺めるのは、とても幻想的だ。そのため、日本語で読んだときはそれほどだったところも、英語版では妖しげに見えてくる。私は、不読によって魔法にかかってしまった! 神秘的でとても良かった。 

・そのほかにはなんかある? いや、書きたいことはもうないね。

・寝るか寝るか! 

終わり~~~~~~~~

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