英文解釈50日目

毎日順番に学習していきましょう。
主に、米国株式関連の英文解釈をしていきます。
今回は、企業説明の英文をfinvizというサイトから取得しています。

Its lending activities comprise commercial loans, such as term loans, time notes, and lines of credit; and commercial real estate loans to finance real estate purchases, refinancing, expansions, and improvements to commercial properties, as well as commercial construction and land development loans to finance projects.

今日はこちらの英文解釈です。
長いので日を分けてやっていきます。

昨日の続きです。
分けた箇所を訳していきます。

commercial loans, such as term loans, time notes, and lines of credit;

訳「商業用ローン(例えば、タームローン、定期手形、クレジットラインなど)」

such as 「例えば~など」
such asは文中で使われるのが普通で、文頭で「例えば」と言いたいときは、For exampleを使います。例文の部分は補足説明の箇所なので、カッコを使って左から右に一気に読めるようにしておきます。

term loan「タームローン」
タームローンとは、期間が1年以上の中長期の事業資金の融資ことです。
大きく分けて、
返済期間を3~5年程度の中長期で契約し、一括で融資を実行するものと、
予め設定した融資枠金額・期間で、借入人の請求に基づき、長期の資金を実行することを約束(コミット)する契約「コミットメント付タームローン」があります。

time notes「約束手形」
noteにはイギリス英語で「紙幣」という意味があります。アメリカ英語ではbillと言います。
約束手形とは、期日までに決められた金額の支払いを約束する有価証券の一つです。振出人の口座に残高がなくても振り出し可能です。掛取引よりも支払期日を先に延ばすことができます。

lines of credit「クレジットライン」
「ライン(信用の)」とも訳せます。
クレジットラインが用語として定着しているので、訳はクレジットラインを採用しています。
クレジットラインは、融資限度額や信用限度額、与信枠、信用枠を意味します。

and commercial real estate loans to finance real estate purchases, refinancing, expansions, and improvements to commercial properties,

訳は、「商業用不動産ローン(融資しているのは、不動産の購入、借り換え、拡張、商業用不動産向けの改良をするため)」

この部分はto financeとto Vという形になっている箇所があります。不定詞ですね。
この不定詞は名詞を修飾しています。
よって、文の要素にはならないので、補足説明の箇所は左から右に一気に読むために、カッコにしておきます。
また、finance「融資する」は、少し工夫して「融資しているのは」と「~しているのは」としています。これも左から右に一気に読めることを優先しました。
他動詞の場合、左から右に一気に読むために「~しているのは」と訳すと上手くいきやすいです。

estate「地所、私有地」
estateは法律上の財産としての土地を表す語で、広大な地所や私有地を指します。
real estate「不動産」
landed estate「土地財産」

property「所有物、(所有されている)財産、資産」は、所有物としての財産です。
金銭的、商業的価値のある「財産」、「財産権」などを意味します。

purchase「購入」
「代償を払って手に入れること」がこの単語のコアの語源になります。
chacier「狩りで獲物を追うこと」(ラテン語)の部分が、chase「追う」と同じ語源です。
buy「買う」よりも、改まった単語で、高価な商品を「購入する」ときなどに用います。

refinance「借り換える」
re「繰り返し」+finance「融資する」で「借り換える」という意味になると覚えるといいと思います。

expansion「拡大」
ここで、
expanse「拡大」もあることに注目します。
例文を調べてみると、expansionの方がかなり広い意味での「拡大」のことを表現していて、物理の膨張、機械の膨張、数学の展開なども表現しています。
expanseは海や空などの「広がり」の表現が多いです。もちろん、expansionでも使えます。ただ、expanseの方は物理の膨張、機械の膨張、数学の展開などは表現がありません。
ちなみに、語源はどちらも同じです。

improvements「改良」
コアイメージが「利益となること」ということも覚えておくと、ニュアンスがわかります。

as well as commercial construction and land development loans to finance projects.

「それから、商業用建設と土地開発ローン(融資はプロジェクト資金を調達するため)」
セミコロンのリストに加えるのではなく、あえて、as well asを用いて、前の目的格に来る群と区別して、「これも含まれていますよ」というニュアンスを出しています。

以上です。
次回もよろしくお願いいたします。

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