モコンさんの庭~「セルアニメのオトモ」シリーズ・その2【作画机編】
セルアニメの現場で必ず観ることになるのが作画机です。
1968年頃の作画机は写真のものより丈夫な作りになっていました。
作画机は動画机とも言いますがここでは同じものとして書いています。
当時の作画机は今時のものより幅も広く、
合板ではなく一枚板のもので結構重かったのです。
なので色はニスなど塗ってあっても基本木の色でした。
大抵右側に引出しがついていて整理がしやすく重宝しました。
写真はデジタル化間近頃の私が撮影した作画机ですが、
どのようなものが置かれているかがわかるかと思います。
人によっては趣味のものが置かれていたりします。
作画机の大半を占めるトレス台には蝶番がついていて開くことができます。当時はすりガラスで厚さは3ミリ、下にある蛍光灯は20W。人によっては明るすぎるとかでトレーシングペーパーをかぶせて加減していました。
またトレス台の傾斜を変えるために蝶番を外して角材や本などで角度を変えている人もおりました。写真の場合はガラスを外して角度を調節しています。
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