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コミュ障になる最大の原因

コミュ障になってしまう人の最大の原因はコミュニケーション能力が高くなることを「おしゃべりになること」と勘違いしていることです。


もしくは様々な配慮が行き届いた人間になることだと思っていることです。


これらはコミュニケーションの本質を捉え間違っています。


もちろん、おしゃべりで配慮が行き届いたコミュニケーション能力が高い人は最強ですが、そんな人は才能の域の話なので参考にすべきではないし、目指すべきではありません。

「おしゃべり」や「配慮ができること」はコミュニケーション能力とは全くの無関係です。

むしろ「おしゃべり」な人や「配慮ができる」人の中にもコミュニケーションについての悩みが耐えない人がたくさんいます。


むしろコミュ障の人よりも人間関係の量と密度が高いので悩まされる人が多いのが現実です。
コミュ障なんて病気は存在していないし、先天性のものでも、そもそもコミュ障なんて人は存在しません。


あるのは「本音」をいうのが苦手な人、自分をコミュ障だと思い込んでしまう人です。

コミュニケーションとは「本音で語り合っている状態」のことを言います。


つまり、コミュニケーション能力が高い人というのは、相手に「本音」で語りやすい空気感を作ることができる人です。

そしてコミュニケーション能力が低い人というのは「本音」で語ることが苦手な人、及び相手に話す機会を与えない人です。


自分のことをコミュ障だと思っている人はほぼ100%の確率で「本音」で語ることが苦手な人です。
こんなことを言うと、コミュ障の人が「嘘付き」と言っているように聞こえるかもしれませんが、そんなことは言ってません。


嘘は言っていないけど本音も言っていないという状況はあり得ます。


いわゆる「上手く言っている」状態です。


結果論、上手く言えているかは別として「上手く言おうとしている」状態のことです。
コミュ障の人は、人から質問や意見を求められた時「正解」を探します。


どう答えれば、相手の意図を満たすことができるのか考えます。


この思考の癖は本音を言うことから最も遠ざける行為です。
相手はあなたの考えを聞いているのに、あなたが答える内容は嘘でもないけど本音でもないことになってしまいます。


こんなことを続けている限り、一向にコミュニケーションを成立させることはできません。

コミュニケーションとは本音で語り合っている状態のことを言います。


相手が本音で語っているかどうかを測ることはできませんが、少なくとも自分自身が「本音」で語らない限り成立することはあり得ません。


コミュ障の人が経験したことがないので知らない法則があります。


それは、あなたが「本音」で語りかければ「本音」で返してくれる人が8割もいるということです。


しかし、6割の人は自分から本音で語りかけることはないが、本音で語りかければ本音で語りかけてくれる人だということです。

つまりは多くのコミュ障の人もこの6割に含まれています。


この6割の人に「本音」を語りやすい空気感を作ってあげられるかどうかが、コミュニケーション能力に大きく作用します。
この法則はある一定数の人間に対してやった人には分かることですが、やったことのない人には一生分かることがない法則です。
コミュ障の人がコミュ障を本当に卒業したいと思うなら、この法則を信じて実行できるか「勇気」にかかっています。
コミュ障になる最大の原因はコミュニケーションの本質を捉え間違っていることです。


おしゃべりなことでも、配慮が行き届いた人になることでもありません。


どんな人にでも「本音」で語りかけることができるかどうかです。

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