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温文研「温泉 井戸端会議」話題提供資料
温泉史発掘-兵庫県川西市 多田(平野)温泉の史料から
2022年4月17日(日)16:00~ on-line
日本温泉文化研究会「温泉 井戸端会議」(その2)
話題提供者:伊藤克己
1,話題提供の意図 “忘れられた温泉”と“忘れられようとしている温泉”と「温泉史の責
2021年3月27日(土)日本温泉文化研究会オンライン談話会の話題提供資料「温泉とハンセン病」
去る3月27日にオンラインで開催された日本温泉文化研究会オンライン談話会の話題提供資料(担当:伊藤克己)を貼り付けておきます。これらのテーマについて、時にそれを逸脱して、活発な議論・会話がなされました。
①「温泉と癩病」は日本温泉史課題であると同時に、世界(温泉)史的関心and課題でもある。
参考文献)
1)ウラディミール・クリチェク(種村季弘+高木万里子訳)『世界温泉文化史』(国文社、199
秋田県湯沢市の噴泉塔
旧 日本温泉文化研究会HP「研究余録」2013年3月1日記
本会HPでもお知らせしているように、日本温泉文化研究会(温文研)は温泉に関係する学術的な興味を、学際的に共同研究する目的で設立されました。温泉に関心を有する研究者(本会で言う研究者とは肩書にかかわらず学術論文が書ける方のことです)であれば、分野を問わずご参加いただいております。ただ、会員数は漸増傾向にはあるものの、自然科学系の研究者が医
「入浴逝者之塔」の造立年
旧 日本温泉文化研究会HP「研究余録」2013年6月26日記
『温泉をよむ』の校正をしていた時のことです。原稿に、草津温泉(群馬県吾妻郡草津町)の光泉寺(真言宗豊山派)境内にある「源頼朝公開創以来入浴逝者之塔」の造立年を「明治33年」と記したところ、編集者がこれを改めて「明治38年」とゲラに書き込んできました。根拠は、光泉寺さんのウェブサイトとのことです。確かに閲覧すると、「明治38年」となって
温泉地名の宛字と夏油温泉
旧 日本温泉文化研究会HP「研究余録」2013年6月18日記
江戸時代後期になって、盛んに板行されたいわゆる「温泉番付」。たとえば文化14年(1817)の『諸国温泉功能鑑』に記載される92湯(行司・差添・勧進元の5湯を除く)を見ると、宛字を以って表記された温泉地名がいくつかあることに気づきます。以前に、この研究余録でも話題にした「徒見」(勝見)もその一つです。他にも、「但州木の埼湯」(城崎)や「
民俗学者は、温泉に関心がない?
旧 日本温泉文化研究会HP「研究余録」2013年2月24日記
民俗学について思うことを。民俗学は、温泉を知る上でとても大切な学問分野の一つだと思います。ところが、柳田國男や折口信夫はもとより、現在に至る研究史を見回してみても、民俗学から温泉に関わる積極的な発言はほとんどみかけません。民俗学からは、一顧だにされていないようなのです。
私が知らないだけかもしれないと思い、日本民俗学会のHPで「温泉