第41回フェブラリーステークス
◎8枠15番・ドンフランキー(池添謙一騎手)
G1レースでは、出走登録馬が、レース当日2週間前に発表される。
今年のメンバー構成を見渡した瞬間、「展開面重視」の言葉が目に浮かんだ。
その中で、夢を託したい馬が、即座に決まった。
「ドンちゃん」の愛称で、親しみやすいキャラでもある。
理由は、馬体重がまず先に来るだろう。
初重賞制覇となった中京競馬場でのプロキオンステークスでは、何と594kgで出走。
600kgまで、あと6kgだったのだ。
話題性が高まるのも、十分納得出来る。
しかも、実際にレースで走れば、力強い逃げ脚を披露しながら、先頭ゴールインを目指していくギャップの広さに、ファンの心が揺れ動くのだろう。
前走、2023年10月4日、大井競馬場での東京盃。
雨・不良の下で行われ、1分10秒0のレコードタイム樹立。
素質の高さを、存分に活かし、JBCスプリントに向けて視界良好になったと思われたが、左前肢骨折を負い、4ヶ月半休養を強いられた。
その影響もあり、陣営は、弱気コメントに終止していたが、僕は、この逃げ馬が秘めている更なる素質を堪能する予感がしている。
昨日PM17時時点、単勝11番人気30.7倍。
でも、関係ないのだ。
ダート短距離界が誇る個性派が、初となる府中コースで、あらためて、頂点を目指す。
雄大な馬体を駆使しながら、自分らしい走りを見せてほしい。
直線で、画面越しに、「ドンフランキー!!」と、絶叫しながら、栄光の瞬間を共有したいと思う。
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