ライブ動画の法律アドバイス

この10日間で計4回、ライブ動画でコロナに関する法律アドバイスをしました。毎回30~50名ほどの経営者の方の参加があり、昨日の「コマーシャルリース」でも色々な現場の声があがりました。

「ランドロードが交渉してくれない」
「交渉に納得いかなければ、家賃は滞納していいのか」
「売上の落ち幅以上に、利益率が悪くなっているのは考慮されないのか」

まだどれも裁判で争うような大きな話ではないものの、どれも法律の問題であり、何よりも、切実な現場の悩みです。

これらの悩みですが、ふだん弁護士に相談しますか?

おそらく、法務費用の支払いが問題なくできるビジネスを除いて、相談しない経営者が大半です。

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▶1対1の物理的限界を超えれるだろうか
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(自分で言ってしまいますが)弁護士ってもともと正義感も強く、人のためになりたいという気持ちが強いので、全ての現場の悩みに答えたい気持ちはあります。でも、現実的には、自分が法務をして、1時間$400前後の費用をいただき、スタッフのお給料や固定費を払わなければビジネスが成り立ちません。費用をお支払いいただけない場合は、(良心に反しても)依頼を受けない判断をすることになります。

悩みをもつ経営者も、「悩み程度」であれば、弁護士に何百ドルも払って法律アドバイスをもらおうとは考えないんだと思います。

ライブ動画では、普段は弁護士に相談されないような(でも大切な)質問や悩みがどんどん寄せられ、専門家としての見解を伝え、提案をする「法律アドバイス」が参加者の間で共有されることで大きな価値を生んでいることを実感します。

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▶やってる本人(弁護士)も楽しい
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法務費用がネックになって対応できないことが多々ある中、動画配信の質疑応答では、「今まで拾えなかった質問、悩みに答えれる」ことが単純に嬉しく、また次回の配信への活力にもなっています。

「弁護士を共有する」サービスには可能性がありますね。

過去のライブ動画は共有サイト(www.lawshare.community)で視聴できます。興味ある方は、覗いてみてください。


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