それぞれ、星を見上げてた
あの頃の通学路の上
目に映るのは、遠い日の景色
ここで、笑い合った
ここで、語り合った
過ぎてきた僕等のカケラは
夜空の星となる
夜風は優しく僕等を包み
あの頃へ運んでくれる
たしかに、僕等が過ごした
あの頃へ
あの頃の僕等が夢見たものは
どんな世界だったろう
もっと素晴らしい世界だったかな
思い描いた夢の世界と違っていても
ぼくは、今を幸せに思う
こうして、あの頃のように
きみとこの道を歩けている今を
これから時が過ぎても
きみと、また
この道を歩きたい
あの頃と変わらない澄みきった
星空の下
懐かしいな、なんて
笑い合いながら
#詩