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皆様からスキを6件以上いただけたnoteを集めました。 初めてご覧下さる方にも気に入ってもらえるものがあれば幸いです。
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2015年9月の記事一覧

秋の風

街の中を吹く風に

金木犀の香りを感じ始めると

空は高く澄み渡っている

心は独り

どことなく隙間を感じて

街の中を行けば

高く澄み渡った空に

涙が溢れる

長くなった夜に

月が満足そうに輝くと

鈴虫たちが音楽を奏でる

月明かりに照らされたきみの横顔に

目が、奪われる

可愛いね、なんて

ほんの簡単な一言は、

口に出すのが難しい

木々の葉っぱに

鮮やかな紅色がのると

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今の使い方

ささいな日常を

生きていて

終わって初めて気づくこと

過ぎた時間は

もう戻らないこと

ささいな日常を

生きていて

久しぶりに会って気づくこと

たしかに時間が過ぎていること

ささいな日常を

生きていて

ふっと或るとき気づくこと

時間が過ぎているのは

いつだって「今」だってこと

ささいな日常を

生きていて

自分に問いかけること

ぼくの「今」の使い方

ただ、きみが好き

ただ、きみが好き

きみが好き

いつもの通学路、いつもの教室

いつものチョークの香り

きみが、そこにいるだけで

すべてが特別になる

きみに気づかれないように

必死に平然を装ってるぼくは

意気地なし

ただ、きみが好き

きみが好き

あと半年もすれば、卒業

きみに毎日会える日々の終わり

この日々が、ずっと続けばいいのに

それでも時は、

願いも冷たく流していくよ

ただ、きみが

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夏の終わり

春の風に若葉が目覚めると

雨が降り続き、夏が始まる。

突き抜ける青空に永遠を感じる夏が。

ツクツクボウシが命の限り鳴くと

雨が降り続き、夏が終わる。

永遠に続くように思える夏も

たしかに終わってゆく。

ぼくは、あと何回

夏を迎えられるだろう。

ぼくも、終わってゆく。

永遠に続くように思える夏も
終わりゆくように

たしかに、終わってゆく。