見出し画像

またマリオの日々がはじまる

11月13日に発売したばかりの『ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ』を買ってしまいました。

画像2

画像3

40年近く生きてきて、新品のゲームを買うのは生まれて初めてです。私のゲーム経験といえば誰かのおさがりのドンキーコング(ゲーム&ウオッチ)のみ。あとは人の家でプレイさせてもらうことはありましたが、決して両親が買ってくれることはありませんでした。

小学生のころはファミコンの時代で、もちろん私もほしかった。特にスーパーマリオブラザーズがやりたかった。文字通り「喉から手が出るほど」やりたかったですが、どんなに訴えても親には買ってもらえなかったです。理由は「やり過ぎるから」というものでした。ま、そうですよね・・・。今となってはそれが正しい判断だったことがわかります。その後もずっとマリオへの恋慕の思いを持ち続けつつ、自立してからも教育の効果を発揮して自分で買うということをしないまま年を取っていきました。

変化があったのは夫に出会ってからで、積年のマリオへの思いをぶつけたところ、あっさり中古のWiiとスーパーマリオブラザーズのソフトを買ってくれました。ちょうど当時無職だったタイミングもあり、狂ったようにマリオをプレイしました。中古で攻略本を買って、最初は1面もクリアできなかったのにどんどん習熟していくのは楽しかった。大人になってよかったと心底思いました。

画像3

ところが全クリまでは達成できないままに働き始めてしまったので、それだけが心残りのまま、しばらくプレイしない期間が空いていました。

そういえば先月実家に帰省した折、久しぶりにひとりで京都の町をぶらぶら歩いて、任天堂の旧本社ビルを見てきたのです。

画像4

画像5

築90年の趣ある建物なので、前から「マリオのふるさと」みたいに観光事業化できないものかと思っていましたが、ついに改修してホテルになってしまうようです(2021年夏開業予定)。建物には外国人が書いたとおぼしき"Thank you Mario!"的な落書きがたくさんあるので、インバウンド需要が戻ればすぐにNintendoの聖地として人気のスポットになるでしょう。

このあたりは五条楽園といって旧遊郭のあったエリアです。すでに色街としての歴史は終えてしまったものの独特の風情が残り、前から高瀬川沿いを意味もなく歩くのが好きでした。なんでこんなところに任天堂が?と思っていましたが、よく考えればすぐ近くには指定暴力団「会津小鉄会」の事務所ビル(すでに閉鎖)があったりして、やはり任天堂は元々は花札を作っていたメーカーですから、そりゃ博徒と共にあるはずか、と今回すんなり合点がいきました。町並みはどんどん変わっていきますが、歩くたびに発見があります。

今年はスーパーマリオブラザーズ35周年ということで、このようなゲーム&ウオッチが限定で(2021年3月31日まで)発売されたようです。寝ながらマリオがプレイできる、こんな夢のような時代になりました。生きていてよかった。

マリオ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?