将棋ウォーズ初段になる方法【2級~1級向け】

 このnoteでは、将棋ウォーズ初段の私が、自分の経験を基に10分切れ負けで将棋ウォーズ初段になる方法をお伝え致します。

 さて、今回は将棋ウォーズ2級から1級の方を対象に話を進めていきます。初心者から3級の方は、下記のリンクから記事をご覧ください。

将棋ウォーズ初段になる方法【はじめに】

将棋ウォーズ初段になる方法【初心者~5級向け】

将棋ウォーズ初段になる方法【4級~3級向け】

 このクラスになると、学校やクラスではほぼ無敵だと思います。また、初段相手にも数局やれば1、2局勝てるレベルです。では、どういう勉強をすべきか?

 基本的な勉強方法は、4級から3級向けに書いた記事と変わりません。(上記のリンク参照)それに追加して、棋譜並べ(プロの将棋観戦)と詰将棋をやって下さい。このクラスになると皆さん得意戦法を持っていて、序盤で一方が大差になることは少なくなると思います。欲を言えば、得意戦法は一つだけでなく、もう一つ二つあると相手が変化球を出してきたときに対応しやすくなると思います。私もこのクラスになると、四間飛車の他に石田流三間飛車と向かい飛車の勉強をしました。

 さて、なぜ棋譜並べと詰将棋をやるかと申しますと、なお一層の中終盤力をつけるためです。将棋の棋力≒中終盤力だと思います。序盤でいくら有利を築いても、中終盤力がなければすぐに逆転されてしまいます。皆さんも経験あるでしょう?それでは、棋譜並べ(プロの将棋観戦)と詰将棋の具体的な方法について述べます。

【棋譜並べ(プロの将棋観戦)】

自分の得意戦法の棋譜を並べます。勿論、解説付きのものです。ただ単に並べるだけでなく、一手一手意味を考えながら並べて下さい。自分ならこう指すのに、なぜ対局者はこう指したのだろうなどと考えると効果抜群だと思います。また、NHK杯は何か予定がない限り必ず観て下さい。次の一手を予想しながら観ると、読みを入れる練習になります。

【詰将棋】

7手以内の問題を解いて下さい。実践では、簡単な3手詰を見落とすことが有段者になった今でもあります。1冊の問題集を間違えることなく解けるようになるまで、繰り返し解いて下さい。そして、その問題集が完璧になったら、別の問題集に移って下さい。

いかがでしたか?将棋に対する愛情を持って(←ここ大事)、上記の勉強を根気強くやればほぼ100%の人が初段になれます。私自身初段になるのに約8年かかりました。この記事が皆様の棋力向上に役立つと信じています。


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