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米英の金融資本主義(株主至上主義)〜アングロ・サクソン系国家の弱点?〜

「日本的経営」は米英の金融資本主義とは異質だったために、いったん侵入されると本場よりも極端な形で株主利益最大化/人件費最小化が進行してしまったと考えられる。侵略的外来種による被害が本来の生息地よりも大きくなるようなものである。https://note.com/prof_nemuro/n/ncf1513082ab0

 俺の印象では、英米の金融資本主義(株主至上主義)は非常に独特であるように見える。英米系国家はいわゆるアングロ・サクソン系国家と呼ばれてきた。以下では、俺はアングロ・サクソン系国家の特徴に対する俺の印象を提示するつもりである。

画像:https://unsplash.com/photos/fiXLQXAhCfk

1章 特徴

 俺の印象 アングロ・サクソン系国家では、媒介や中間体?が強い権力を持つ。

 アングロ・サクソン系国家では、媒介や中間体?が強い権力を持つ。または、アングロ・サクソン系国家では、社会の "原因" でなく、社会の "必要" が強い権力を持つ。具体的には、言語や報道(CNNやBBC)、金融(お金や貨幣)、株、そして海路などである。

米英の金融資本主義(株主至上主義)はこの媒介や中間体?の重視の結果であるように見える。米英の金融資本主義(株主至上主義)は西側欧州的(欧州大陸的)でもないし、当然、東欧的でもない。

これはGAFAに代表されるような企業の台頭にも言えるように見える。企業は言語や善悪、景観などの社会システムの形成の原因でなく、社会システムに必要な対象である。けれども、アングロ・サクソン系国家では、企業も国家を超えた権力を持ってしまうように見える。企業が国家のためにあるのでなく、国家が企業のためにあるように見える(一種の逆転現象)。

2章 理由

 俺の印象 一般的に、島国の人々は統治能力を持っていないので、彼らは媒介や中間体、企業の台頭を容易に許す。

 一般的に、島国の人々は統治能力を持っていないので、彼らは媒介や中間体、企業の台頭を容易に許す。アングロ・サクソン系国家は海洋国家、かつ島国国家である。個人的な印象では、島国の特徴は統治能力の低さであるように見える。または、島の民は統治が何かを認識できない。

島国は地理的に隔離されているので、たとえ統治能力が低いとしても、彼らは何とかやっていけるのだろう。一方、大陸では、統治者の統治能力が低いと、民を適切に統治できないので、統治者には、高い統治能力が要求される。実際、大陸国家、中国やロシアは自己の企業をきちんと統治・管理できているように見える。

フランスも企業(国営?)をきちんと管理できているように見える。おそらく、モンゴル帝国も同様であるだろう。個人的には、俺は英米の方が長期的には間違いであり、大陸の統治能力がより文明的であると感じる。さらに、島国の人々は男性的でなく、ホモ・サピエンス(の雌)的である。

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