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不安を打ち消すのは血肉となった「過去」

副業で何かビジネスを始めようとする人から相談を頂く機会が増えた。

それは僕が副業でビジネスをしてきた過去があり、その方法や成功のマインドなどを発信しているからに他ならないが。

よく頂く相談内容の中に、「初めてのことなので不安です。」という悩みがある。

結論から言うと、不安を打ち消すのは自分のマインドと血肉となった「過去」だけだ。それを不安の頂点にあった受験で学んだ。

不安の頂点を迎えた受験

約18年前、僕は大学受験に臨んでいた。第一志望を落ちて第二志望の大学の二次試験の後期だ。これを落ちたらもう後がない。

その時は留年は微塵も考えられなかった。小学生のときから勉強一筋で来てここで全て解放されると思っていたから。

当時の狭い世界の中では、都会の大学に進学する以外の選択肢は地獄としか思ってなかった時期である。

でも1次試験にあっさり落ちたことで、心の中は

ああ、こんなに頑張ってきたのに失敗は一瞬か。

これしかなかった。不安で不安でたまらなかった。そんな時に、父から言われた一言を今でも忘れない。

「今まで頑張ってやってきたことを信じるしかないだろ。」

・シャー芯を1日1本使い切る
・何十回と解いた同じ参考書たち
・何十冊も買ってもらったCampusノート

自分の血肉としてきた「過去」はしっかりある。何ものにも動かされない事実がそこにはあった。(効率は悪かったかも知れないが)

そして2次試験後期の当日は「今までこれだけやってきたんだから、解けない問題などない」というマインドで試験に臨むことが出来た。

僕はその試験で、「合格」以外にも「不安に打ち勝つためのマインド」も同時に手に入れた。

初めての不安に打ち勝つには?

人生の経験から、自分に初めて襲ってくる不安に対する対処法は僕の中ではこのようになる。

・初めてで何も分からなければ不安は当然
・何も分からなければまずは知るためにやってみる
・そこに使ったすべての時間と過去を血肉にする
・その上で初めて不安と戦える

特に大事なのは、誰にも変えられない「過去」をまずは作ってしまうこと。

何かしら頑張ってきたことがなければ、その上に「大丈夫、きっとできる」というマインドを作れないし、信じることが出来ない。

マインドは強固な土台の上にあってこそ強いものとなるという意味だ。

「絶対成功するぞ!」という前向きマインドは新しい挑戦に必要だが、その前提として「頑張る時期」がなければ成功する理由もない。

どれだけ強く俺はやれるぞ!と思っても、思ってるだけで行動しなければ所詮ムリなのだ。

なので、初めてのことが不安という相談には「小さい所から始めてみる」ことをオススメしている。まずは動いてみよう。

小さいステップを乗り越えつつ、不安を感じている暇があるなら土台作りに専念する。きっとそれが最短ルートだと気づくときが来る。


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