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ぶたさんに罪は無いっていうお話

東京オリンピックは海外観客の受け入れを断念し、潤うはずだった日本経済にまた暗雲が立ち込める。2013年9月に当時のIOC ロゲ会長が「TOKYO」って発表した時に日本全体で盛り上がった、喜びに満ちていたころには想像もつかなかった状態が続く。

先日東京オリンピックの企画・演出統括の佐々木宏さんがタレントの渡辺直美さんを侮辱する発言をしたということで職を辞任しました。でも僕はなんだかこの辞任劇にはちょっともやもやするところがあるんです。そして日本という国の行く末も心配になります。

なんだか不寛容な人が増えたし、完璧が求められるようになってしまった気がします。ちょっとでも気に障る発言をしたら追い出される。そしてテレビやネットで日本中の国民から批判される。

佐々木さん味方をしようと思っているわけではないです。佐々木さんのことはよく知らないし。でも輝かしい歴史があったわけで。安部マリオの演出でも盛り上げてくれた人でしょ。盛り上がるように一生懸命考えたんでしょ。

どういう演出をしようとしていたか。僕は実際の演出によってはとても盛り上がる可能性もあると思ったの。それにブタってそんなに悪いもの、バカにされるものの象徴でしたっけ?

僕「紅の豚」のポルコ・ロッソ大好きですよ。

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それに息子たちが小さい時にくまのプーさんにでてくるピグレットのヌイグルミはかわいいと思って買ってあげましたよ。

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もちろん世の中には他人を蔑むために「ブタ」に例える人もいるけど、ちゃんとそのキャラクターを務める人に愛情をもって、観客が楽しめる構成・演出をすれば盛り上がる可能性は十分にあるんじゃないかなと思うのです。

要はその人の捉え方次第。それに言い方だと思うのです。

悪意をもって「このブタ野郎が!」っていうと悪い印象(SとかMとかの界隈では違うのかも)だけど、「ポルコみたいにかっこいいな」とか、「ピグレットみたいでかわいい♬」とか「もう、ブタさんみたいにムニムニ❤」っていうと僕はそんなに悪い印象はもたない。

疲れてくると少々攻撃的になる人が多い。不景気がつづいてたくさんの人が疲れちゃっているのかな。

他人のことを責めてばかりいると、その責めている言葉が自分の耳から入ってきて、自分が傷ついてしまう。

悪循環だね。

他人のことをとやかく言う前に、自分のことを磨く方が心も体も健康的だ。他人を責めるよりもやることや重要なことはたくさんあるはずだ。
他人を見るのではなくて自分のことを見よう。

そしてぶたさんには罪は無いっていうことでした。

 




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