京都芸術大学通信教育課程イラストレーション科1年総括

とうとう大学に入学し、1年が経ってしまった。
少し遅くなったが、節目の1年ということで総括をしてみる。

まず大学に入って良かったこと

・自分の可能性を広げられた
画塾とは異なり(通ったことはないが…)、イラストだけではなく、アニメーションやライトノベルの表紙、クリスタやイラレの使い方などを経験することで、意外にも自分に向いているものを発見できたりする。
クリスタは大学に入って初めて使用、そのおかげで漫画機能があることを発見し、漫画を描くようになった。
大学に入っていなければ描くことはなかっただろう(しかもイラストより漫画の方が向いていることに気づいた)。

・学友たちの作品に刺激を受けることができる
Twitterなどで同じ課題に取り組む学友たちの作品を見ることで刺激を受け、お互いに切磋琢磨することができる。
あまりにも上手すぎる人が多いので、それを見て挫折してしまう人もいるようだが、それはある程度自分の絵に自信がある証拠。素晴らしいこと。
私の場合は比べ物にもならないくらいなので、比較対象にもならず、比較するのは以前の自分のイラストのみ。
大学入学当時に比べると構図なども考えて描くようになり、表現力も格段に上がっていると思う。

・絵を描く際の資料の大切さを知ることができる
入学前は「絵の上手い人=何も見ないで描ける人」という誤った認識をしていた。
大学に入り、プロの方でも資料をしっかり揃えてから描いていることを知った。
現在コンセプトアートの課題でしっかり資料を見ながら書いているが、資料を見ないで描いていたイラストとは全く説得力が違っていた。

・クリスタの使い方を知ることができる
FrescoやProcreateとは異なり、本格的な機能を搭載したクリスタの使い方を授業で学ぶことができるため、イラストを描く近道になる。
3D人形や線の太さを変えられる機能が特に便利。別のソフトで描いていても後から「やっぱりクリスタで描いておけば良かった…」と思うことがしょっちゅうある。
クリスタの使い方を系統立てて学べるのはとても助かる。

・イラストだけではないことも学べる
芸術史や仏像や京都についてなど、イラスト以外のことも学ぶことができ、知識を深めることができる。
これは大学ならではだろう。
もちろん他にも哲学や語学など、自分の興味のあることを学ぶことができる。

まだまだ良かった点はたくさんあるが、長くなってしまうのでこの辺にしておく。

疑問点などがあれば、大学側にすぐ質問できるシステムも整っているので、通信制でも全く問題はない。

ただ動画講義や課題は本当に多いので、最短で卒業するにはそれなりの覚悟が必要。
ついつい単位優先になってしまい、納得いかない状態で課題を提出してしまうため評価はかなり低かったのだが、同じ条件で素晴らしいイラストを描き高評価を得ている学友もいるのでそれは本当に尊敬に値する。
もしかしたら本当にイラストに向き合って進めていきたい、と考えるなら、初めから最短卒業ではなく、1年ほど余裕を持ってスケジュールを組んだ方が良いかも知れない。

2年目にきつくならないように、1年目で取れるだけの単位を取るようにしたが、逆に燃え尽き症候群のようになってしまい、しばらく課題をやる気が起きなかった。
が、2年目のウェブスクーリングを受けるのに必要な単位を取り逃していたことに気づき、今必死で課題をやっている。
この課題に合格した後、5月10日に結果を受け取り、そこからウェブスクーリングの3つの動画を視聴して5月の末までに課題3つを提出しないと今年度卒業できない、とのことだった。
なぜコンセプトアートだけ残してしまったのか、痛恨のミスだがやるしかない。
逆にやる気が起きなかったところ、やらざるを得ない状況になって良かったのかもしれない。

こんな感じの大学1年目でした。
何としても今年度卒業できるよう頑張ります!


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