見出し画像

カトレアの超科学診療所 vol.ex7.2 ゼクス伝説GE2 迦陵頻伽研究日誌 ペクティリス杯 イース杯


・はじめに

皆さんこんにちは。
今まで調整会をしてきてついにペクティリス杯、イース杯を終えました。
振り返ると過去最高に苦しい2日間になりました。
もうなんならペクティリス杯の記憶は消したいくらい……
ですが、この悔しさと経験のおかげでイース杯で無事に持ち直すことができました。
ありがとうペクティリス杯……また一つ自分を強くしてくれた。
さて、気を取り直して中身に触れていきましょう。
ペク杯とイース杯デッキの中身が変わっているため頻伽使いの方はそれも要チェックしていただければ幸いです。

・ペクティリス杯!カトレア大敗退!?

というわけでペクティリス杯の結果を見ていきたいと思います。
このCSは参加者18人の予選スイスドロー5回戦で行われました。
見出しが如何にも死亡フラグみたいになってますが、
実際バチクソ死んでますw
まずはデッキレシピの方がこちらになります。

・ペクティリス杯デッキレシピ パニッシャー頻伽

メインデッキ プレイヤー 蝶ヶ先ほのめ・蝶ヶ先ほのめEX [ST]怪盗団“黄昏”誘い込むリベル ×1 迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1 翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4 うわさのDJ 迦陵頻伽 ×4 福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3 慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4 百烈猫姫 ウェアキャット ×2 世界を超えた約束 由仁 ×4 世界を超えた約束 シュリ ×4未来に向かう約束シュリ×3 IG 翠明灯す朱の麗鳥 ×4  原初の劫火 アノ ×4フィーユはいつも元気だぞっ!×4[S]≪舞鬼≫ウィンド a.k.a 羅刹 ×4 [S]真夏のオアシス 迦陵頻伽 ×4
メインデッキ
プレイヤー 蝶ヶ先ほのめ・蝶ヶ先ほのめEX
[ST]怪盗団“黄昏”誘い込むリベル ×1

迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
うわさのDJ 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
百烈猫姫 ウェアキャット ×2
世界を超えた約束 由仁 ×4
世界を超えた約束 シュリ ×4
未来に向かう約束シュリ×3
IG
翠明灯す朱の麗鳥 ×4 
原初の劫火 アノ ×4
フィーユはいつも元気だぞっ!×4
[S]≪舞鬼≫ウィンド a.k.a 羅刹 ×4
[S]真夏のオアシス 迦陵頻伽 ×4
デュナミス
【奸雄招来】和修吉 ×1
【剣誓『女帝』】ほのめ ×1
鬼神野シュリ Unite<M> ×1
東雲纏 Unite<S> ×1
華竜巫 クシュル ×2
倉敷世羅 Another<O> ×1
静狩小幌≪舞装≫ウェアキャット ×1
魂竜巫 メイラル ×1
月形由仁 Unite<A>  ×1
赤き懲罰“怒” ロゼット ×1
植え付ける幻惑 エイホート ×1
≪あいするゆうき≫×1
砕き呑む禍嵐 フレスヴェルク ×1
 れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう ×1
夢幻を目指す女神の約束 ほのめ ×1

このレシピは岩手交流会行く少し前の時から調整し続けていて感触も悪くなかったのでこれで行こうと参加に至りました。下にその時の記事も貼っときます。

今まで採用していたユナイトアイコンをフィーユ元気に変更し、2ターン目に使えるリソブ札を8枚体制にしています。デュナミス枠としてクシュルを2枚取っているのが特徴です。
これにより2ターン目にリソブから3ターン目赤未来約束を撃ち、クシュルを2枚出し手札の質を整えアークに至ることを目標にしています。
今までは2ターン目にリソブしてもアークがないやDJがない等戦う準備が整っていないまま対戦していることが多くリソブをしているが先が繋がらないといったことも多かった為、潤滑油的な役回りをしてもらうことにしました。
また、フィニッシュ時に一応ロゼットと何かは出して攻撃できますね。

・戦績

1回戦目 アームズ 後手×
2回戦目 ギルド暁 後手×
3回戦目 グロリア 先手×
4回戦目 グロリアアームズ 後手○
5回戦目 ネイ 後手×

人生初の1-4!!!!!絶望!!!!!!!!!!!!

ゼクス人生初の1-4
なぜ4敗したのか。
言い訳になるかもしれませんが、ライフがあまり強くなく基本ザルライフだったことが1点。まぁこれに関しては時の運だし、ライフ操作を行うカードを取っていないのでしょうがないのでいいのですが。
2ターン目リソブした試合が確か2試合だけで後手からのリソブだった。
そしてフィーユ元気は手札に貯まるだけ、IGからも出ず。
出たとしても後半の詰めなきゃ行けないタイミング。
上振れを助長するカードな為そうなることも想定していたんですが、
4枠無駄に食っているだけになっていました。
存在しているから何かは起きうるのも確かなのですがだったら他の有効牌の方がよっぽどマシでしょう。
アームズ相手はBOSSでIG帳消しにされ≪あいするゆうき≫を作れず負け。
ギルド暁相手はブン回りで早さに圧倒され負け。
グロリアには先手は取れたので緑約束引く前提のムーブをして1ターン目殴りに
行ってリソブとトラッシュ戻せず負け。
ネイには後手リソブ出来たもの3ターン目あまり強い動きが出来なかった為アーク3体の出力に圧倒されて負け。先アーク出来たのに出力出しきれなかったことにより相手にユナイトの権利を与えてしまうというのも悪手だったのもある。
負け、負け、負け、負け、辛い。

サブトナメはクラフトフィーユを使用し優勝。
前回のイース杯に続きまたしてもサブトナメは勝ててしまう。
そこで本気出さなくても……。
1回戦目 クラフト 後手○
2回戦目 それどころではなく忘れた○
3回戦目 グロリア 先手○

心ここに在らず。
クラフトの構築も煮詰まってない部分もあるのにこの高水準に心も揺れる。
明日のイース杯行かない方がいいかなとか、
自分以外の一緒に調整した人はみんなベスト8以上だし、
とかめちゃくちゃ悶々とし、
23時から23時57分までもう無理だぁとハロルドさんに凸電して泣きつき、
デッキの中身を変える判断をこの57分決断。

それは頻伽・ほのめを好きなプレイヤーの希望になる為に、
そしてただこの子で勝ちたいという意地だけで。
ボロボロに割れて崩れたプライドを拾い上げて、
負けたくない。ただそれだけでこの束を握る。
一回も調整の時に試していなかった構築。
発想もなかっただろうし、あったとしてもしないであろう構築だった。
変われずまた負けるなら変わって先に進むことにしたんだ────。

意地の張り合いプライドファイト イース杯

メンタルは昨日を引き継ぐわけにはいかない。
そして本戦行けない自分には価値がない。
そんな相反する感情を抱えるくらい気負っていた当日の朝。
もう構築も変えてしまったし、あとは自分次第だった。
今日は勝つしかない。本戦に行けないならデッキのせいにせず自分が引退しよう。
変えた部分が自分のプレイで補えるか、相手と噛み合うか、そもそも基盤は変えていないがデッキとして成立しているのか。不安だった。
それがこの当日のレシピとなる。

・パニッシャー頻伽-原初8型-

メインデッキ
プレイヤー 蝶ヶ先ほのめ・蝶ヶ先ほのめEX
[ST]怪盗団“黄昏”誘い込むリベル ×1
迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
うわさのDJ 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
百烈猫姫 ウェアキャット ×1
世界を超えた約束 由仁 ×4
世界を超えた約束 シュリ ×4
未来に向かう約束シュリ×3
正義の果てに… 滅天竜と始まりの巫女×1
IG
翠明灯す朱の麗鳥 ×4 
原初の劫火 アノ ×4
原初の源茂 ミユ ×4
[S]≪舞鬼≫ウィンド a.k.a 羅刹 ×4
[S]真夏のオアシス 迦陵頻伽 ×4
デュナミス
【奸雄招来】和修吉 ×1
【剣誓『女帝』】ほのめ ×1
鬼神野シュリ Unite<M> ×1
東雲纏 Unite<S> ×1
華竜巫 クシュル ×2
倉敷世羅 Another<O> ×1
静狩小幌≪舞装≫ウェアキャット ×1
魂竜巫 メイラル ×1
月形由仁 Unite<A>  ×1
赤き懲罰“怒” ロゼット ×1
植え付ける幻惑 エイホート ×1
≪あいするゆうき≫×1
砕き呑む禍嵐 フレスヴェルク ×1
 れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう ×1
夢幻を目指す女神の約束 ほのめ ×1

2ターン目リソブ札を緑約束だけに絞ったものの、普段守りきれない1点を死ぬ気で守り切って頻伽で勝つというもの。
手札キープとリソース管理は俄然難しくはなるが、アノかミユかもしくは両方か。
状況次第では正義の果てにもあったりゼクステンドキャット。
アノかミユ構えしつつゼクステンドキャットでリソinからアノかミユがまた降らせられる状況も作れる。エイホート読み正義の果てにもできるにもできる。
これだけ見ると守り切って勝とうとしているだけだが、ミユによって後手が強くなっている。相手ゼクスをタイミングによってはリソ飛ばしを行うことでターンもらった後にユナイトアークをする権利を得られるからである。
ユナイトアークが行えるということは後手でもちゃんと戦えて、出力で勝ち切れる可能性が生まれる。
また先攻取ってリソブできるのであれば上振れを兼ねて赤未来約束とクシュルはそのままにして上振れている時の安定感はそのままにしている。

ぶっつけ本番でこのデッキにし大会に参加したがなんとか繋がった。
運よく勝った試合もあった。
ペクティリス杯で負けまくったせいで今までの調整もなんの価値もないものかもしれないと感じた。
が、そうではなかった。いざ相手のリソースに送り能動的にユナイトアークができその時の詰め方。"それ"は≪舞鬼≫頻伽の時にもうすでに経験していた。
今思えばペク杯すらも経験の一部でそれを取り込んでのイース杯だったのかもしれない。

・イース杯 戦績 ベスト8

予選スイスドロー5回戦 22名
ディンギル 後手○
バルハラ 後手✕
ゲーミングイース後手○
ファム後手○
グロリア先手✕
本戦
ディンギル後手✕ ハロルド

本当は4-1したかったし、なんならもっと上の順位が取りたかったところではあるけどいつものハロルドニキとの激戦の末敗退。めっちゃ熱かった。GG。
なんとか迦陵頻伽まだ戦えるよと記事書いている身としてはベスト8。
ギリギリ体裁は保てたのかなと思います。
負けた試合はバルハラやりきれずドラゴンシフトから≪beyond cuteness heart≫がブッ刺さり負け。
グロリアはブンで久々のIGゲーをくらう。
本戦はサンダルフォンでこちらの手札のリソースを枯らすまでライフを殴って来ず、逆にこっちは手札リソースを枯らさないようにゲームを進める必要がありお互い難しい盤面を要求されめちゃくちゃ面白い試合だった。
あと普段からの調整相手なのとペク杯優勝、イース杯準優勝者のハロルドニキが1回戦目なの、強者と当たれるこれほど最高に楽しい試合がCSという場でできるのはどんな逆境が続いても口角が上がりぱっなしだった。

勝った試合で一番このデッキの強さが顕著に表れていたのは、VSファムだった。
ファムがいくら速度を出そうと頑張っても、アノ、ミユ、正義の果てにで妨げられる。さらに言えばいつものほのめリンクのおまけ付きだ。
EX自力で捲るのがめんどくさかった1点とチャージが欲しくて受けた2点ダメージだけで自分でライフを受けるか受けないか決める域まできていた。
ここまでできれば出来過ぎなので基本は無理だろうが、この構築は面白かったのでまだやれるかもしれないと希望すら感じさせてくれている。

打ち上げというかCS後に軽く夕飯に行った時に、
「原初アイコン8積みにしてきた上に調整の時に使ってない構築にして参加するなんて、正気の沙汰じゃないし、そもそも頭がイカれたのかと思った」
と言われる始末。でも実際確かに冷静になるとやろうとは思わない。
しかし実際やったところを振り返ると勝ちに貪欲にはなっていた。
負けず嫌いだから。

明確にもちろんこのデッキには弱点がある。
・相手のデッキが対面している相手を不要にしているほどの強いムーブがデッキの中に存在し、尚且つその動きをされた時。
・手札破壊。
・起動封じ。
この3点だ。1つ目は相手のブン回りなので弱点とは違うかもしれないが。
手札破壊はされたタイミングで何枚消えるのか。逆に何枚残せるのかで変わる。
残りそうであればその戦況に応じた手札キープを意識すればいいだけだからだ。
3点目の起動封じ。これは起動コストが増える系も同様だ。フレスヴェルク、
TT、アイドルで言えばニューだろうが大体されるタイミングは読めるのでそれまでに有利にゲームを進めるしかない。練度が求められるところではあるが練習しがいがある面白いポイントでもある。

そして今回は本戦に進めたのでイース杯サブトナメでまた優勝しなくて済んだ。
大会のBOXも欲しいけど名誉の方が欲しい派なので。王冠は名取においてきたよ。

・最後に


現状アークデッキは結果を残すのはだいぶ厳しいと感じている。
頻伽は配色緑が入っているため誤魔化しが効いているが、
他のデッキだとアーク自身にかなりの出力がないと行けない。
ちなみにアークデッキの出力で見たら頻伽はいいとこ中の上で、上の下には行けないラインだと思っている。
バルハラのようにアークを器用にリアニメイトして連パン役としてリソブなしで3ターン目から使えたり、イノスタのようにぶっ飛んだテキストをしているわけではない。コスト軽減を使って上手く誤魔化して戦っているだけだ。
現に勝っているデッキはグロリアやアームズ、ディンギル、TTリソースの〜以上に縛られずに動けるデッキ達。その上意外と混ぜ物をしても自由度が高く遊べて強い。プレイヤー指定が泣いてる。
それでもそのプレイヤーキャラクター達も人気があるからアウェインパニッシャー以外にもどんどん強い札を配って欲しいなと感じる日々ではあります。

でも今回頑張りを証明できたことで頻伽とほのめを使いたい!って人の希望になれてたらいいなと思っています。
最近DMでnote読みましたとか感想をもらえることがじわじわ増えてきて、それを励みに研究して行きます。
イース杯中にそのDMを見たので勝たねば……と奮起繋がったりもしましたしねw
迦陵頻伽のデッキ組みたいよとか、このカードってどうすればいいんですか?とかこの構築の回し方でわからないところがあってとか、こういうシナジー発見しました!とか。何かあればお気軽にXでリプライ、DM等お待ちしております。
まぁ頻伽はアウェインパニッシャーもらうのまだまだ先になりそうなのでデッキはこれをベースに使ったり、極麗を上手く使って楽しいデッキ組めないかとか模索してみようかなとは思ってます。
では長々と最後まで付き合っていただきありがとうございました。
本当に苦しい2日間だったけど、すごい楽しかった!
2つのCS主催運営様方。大変お疲れ様でした。ここで御礼申し上げます。

じゃあ最後にいつものやつやっときます!

CS環境で勝ち残るために昨日も今日も明日も明後日も活動して行きます!
パートナーの “びんが” と一緒に!

https://www.zxtcg.com/card/card_search.php

Z/X公式サイトより画像出典

カトレア(筆者)
Xアカウント @katorea__
フリー冊子の頃からゼクスしてる。
今は亡きチーム丘の上のメンバー。
Z/X日本選手権 東日本地区予選で30位。
第2回イース杯ベスト8
過去の実績なので雑に。2015年のフィーユ杯のなんか優勝してたり、第1回きさら杯2位。他ちょこちょこベスト8。第20回フィーユ杯チーム戦優勝。

調整に付き合ってくれた皆様(敬称略)
ハロルド ペク杯優勝、イース杯準優勝。
ゆずりん 12月3日第0回ソル杯開催予定。イース杯優勝。
タカ OVER DRIVEとしてYouTubeで活動中。10月14日東北的Z/X交流会開催。
ジャスラン ペク杯ベスト4おめでとう。
遊雨 イース杯3位おめでとう。
あぐなず イース杯主催。岩手交流会楽しかったね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?