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短歌

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自作の短歌をまとめたもの
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2023年9月の記事一覧

短歌: 彷徨い歩く

言葉にはできない気持ちの行き場なく 画面の中を彷徨い歩く /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前

短歌: 光の色

好きなのは光の色が描かれた絵 手を伸ばしても届かない君(きみ) /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前
1

短歌: 満月の夜

寂しさが満月の夜越えていく 明日も早い僕は眠るよ /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前
1

短歌: 雨音

雨音がカシミアのよう耳澄ます 梨食べる手は止まらないけど /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前
3

短歌: ビニール傘

雨が降る灰色の空透けるからビニール傘をいつもさしてる /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前

短歌: 水色のシャツ

水色のシャツを抱きしめシワくちゃになって夜へと溶けてく二人 /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前

短歌: 虹色

虹色に染まる瞳が見えますか 光が反射する机にて

短歌: 月あかり

月あかり泡になって消えないで 照らすベランダ落ちる影踏む /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前
3

短歌: 常夜灯

眩しさに手のひらかざす常夜灯 容赦などない満月の夜 /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前
4

短歌: 自省する夜

悲しさがあふれる風呂の湯のように 裸になって自省する夜 /かとうなみさ ヘッダーにはjeela…

かとうなみさ
11か月前
3

短歌: 早口

いつだって好きなものほど早口で共有したいあなたにだけは /かとうなみさ

かとうなみさ
11か月前

短歌: 夢だった

腕の中 満ち足りた朝 夢だった あなたに会える続きが見たい /かとうなみさ

1

短歌: 優しくはない

粒ならぬ雨ふんわりと肩に落ち 「優しくはない」ひとりつぶやく /かとうなみさ

1

短歌: ただいま

夕闇の隙間に滑り込むように ただいま 僕はカーテンを引く /かとうなみさ