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「慶応」のネームバリューに騙されたらアカン。

 最近、twitterを眺めていたら、ちょいちょい慶応大学の出したコロナ対応都道府県ランキングを見かけます。

 で、

慶応大学の評価で大阪のコロナ対応は最下位やで!

と、大阪をディスるツィートのネタにされていました。

 昨年の春発行、ワクチンに関することでは無さそうです。

 今になって出されたら、ワクチン対応の事かと勘違いしそうです。

 中を覗いてみると

 ランキングは、「健康影響」「対策」「市民の協力」「経済影響」という4つの観点から選んだ10の指標をもとに比較が行われていました。
「健康影響」……人口あたり累積検査陽性者/累積陽性者致死率/累積陽性率
「対策」……累積陽性者あたり累積検査人数/人口あたり受入確保病床数(週次)/自宅療養率(週次)
「市民の協力」……人流(乗換駅)/人流(居住地区)
「経済影響」……客室稼働率・前年比(月次)/消費支出金額・前年比(月次)

慶応大学プレスリリースより

 
この並んだ指標たち、どう見ても『コロナ禍の影響』その酷さを示しているだけで『行政の対応』を示したものではありませんね。

 行政の対応の結果や!

 と、言いたい気持ちはわからんでもありませんが…

 人口密度の低い、さしたる歓楽街もなく、やっとスタバができて喜んでるくらい閑散としているのが取り柄の鳥取(ランキング1位)や島根が感染が拡がりにくいのは、当然の成り行き。
 ましてや『行政の対応』は感染の影響に応じて行われるもので、感染状況の違う地域の『行政の対応』を上記のデータで評価、比較してランキングって、無理無理。

 例えば、同じ震源の地震でも、密集した住宅街で火災もともなった震度6と、ポツンと一軒家ばかりで、「山田さんとこ棚からモノが落ちてきて、おじいちゃん頭打ってしもたなぁ」の震度4とで、行政の対応は違って当たり前。

 恐らく、慶応タコツボの奥で、机上の数字ばかりを こねくりまわしてる世間知らずの教授様の、

絵に描いた餅米 (餅にもなってへん)

でないの? 知らんけど。


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