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政党はアイドルグループではない!

世の中には多くの政党がある。そしてその支持者というものが存在する。だが私はそれを見て思うのである。「政党はアイドルグループじゃないよ?」と。そう思う根拠は様々ある。以下に書いてゆこう。

①政党を褒めるばかりで、批判することを行わない支持者たち。

一つの手段として、政党を褒めることは効果的である。頭から否定をしていても何も生まれないし、ほめて伸ばす、という言葉もある。それ自体は全く否定しない。私もよく行う行為である。しかしそれが目的であってはならない、目的は何か、国家国民のため、その政党の党勢を拡大させることである。褒めるという行為で政党を伸ばすことは可能だ、だが、「褒める」のは一つの手段でしかない。目的が政党の躍進にある以上は、この手段だけにこだわるべきではないのである。褒めることが党の躍進を妨げるならば、褒めるという行為は目的に合致しないのだ。では批判はどうか、冒頭でも述べたが、頭からの否定は論外である。それ自体が可能性を狭める。しかしながら、完璧な政党などは存在しえないのである。ならばそこには欠陥が存在するはずだ。目的を再確認しよう、目的はあくまで、国家国民のため、その政党の党勢を拡大させることである。その政党の欠点がその目的を阻害するならば、その指摘を行い、党のメンテナンスを行わねばならない。これがまっとうな支持者の役割であるはずだ。目的のためなんだから、当然の話である。

②まっとうな政党批判者を排斥する「変節漢」たち

私はこれを度々目にしてきた。政党の理念に忠実なまっとうな支持者とはどこの党にも存在する。そういう支持者ほど、前項で述べたようなまっとうな批判を党に対して容赦なく行える。しかしこういう人ほど、党内においては排斥の対象にもなる。党に意見をするとはけしからん、ということだろう。まっとうな批判がこれによって封殺される。しかしこれはおかしな話である。党のメンテナンスを行い、「目的」を遂行するために批判者はその批判を行っているのである。決して党を貶めたいわけではない。しかし中には批判者に対して、スパイ、だとか、裏切り者、だとか、容赦ない誹謗中傷をぶつける支持者さえ存在する。しかし私から申せば、メンテナンスの機会を自ら放棄し、目的の遂行を阻害する人々こそが、「裏切り者」である。目的の遂行を放棄し、党の成長を阻害する人々が、裏切り者以外の何者なのだろうか。党の理念から変節したのは彼らであって、批判者ではないのである。繰り返す、彼らこそが「変節漢」である。

③政党はアイドルグループではない

政党はアイドルグループとは違う、過剰に褒めそやし、崇拝をする対象ではない。政党とは国民国家の「道具」である。この道具を後生大事に扱う必要はないのである。政党は国家国民に隷属するのである。これを持ち上げて、これを崇拝するようなことはあってはならないのである。政党なるものは、宗教団体でも、アイドルグループでもない。国民にとって、政党はすがる対象ではなく、利用する対象なのである。これをはき違えてはならない。








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