今年のお盆

娘に「今月のしんしん(二男)の月命日(14日)はお盆だねぇ」と言うと、「お盆って、うちに帰ってきちゃってるからお墓参りしてもお墓にいないじゃん」ともっともなご意見。

そして「それ以上に、あのナスとキュウリの牛と馬には大きさに違和感あるよね」と。

「魂だから重さが無いんじゃない?」と言うと、「それにしてもちょっと小さすぎじゃん」と。

真一はヒョロ長い感じのやつでしたからね、そう言われれば。

今年は巨大スイカと巨大大根にドラムのスティックを刺して迎え火を焚きますかね。(←よせ)

そうそう、お盆と言えば、父が2016年2月6日に盛岡で亡くなってから、母が府中に戻ってきたのがたしか2018年。その翌年に僕の方でなんやかんやあってゆっくり「お盆」を自宅で迎えることができたのが府中から今のところに引っ越してきた2020年夏。

その年はお盆に使うもの関連はまだ盛岡から持ってきた「在庫」があったようで良かったのですが、去年の夏、母から「かばかわ、どこにもないのよ」と言われました。

「かばかわ」?

言われてみて、そう言えば前の年に丸まった樹皮のようなものに火をつけて迎え火をしたなぁ、と思い出しました。漢字で書くと「樺皮」だそうです。

そこで、ホームセンターや仏具店を探して回ったのですが見当たらず。ネットで検索してみたら一件だけ見つけたのでなんとか購入しました。

そして今年。
またちょっとホームセンターを探したらやっぱりなくてネットで検索したら・・・今年は「白樺の皮」で検索しても、見覚えがあるのとはちょっと違った「かんば」という名称のものが一件だけ見つかったので母に相談すると、「うーん、似てるからそれでイイんじゃない?」とのことで注文しました。

が、届いたものは、前年までうちで使ってきたものとは異なる大型のもの。

そこであらためて検索をかけてみると・・・なんと、長野県では白樺の皮で迎え火をするのがメジャーではあるものの、それ以外では盛岡市の一部のみで白樺の皮を使って迎え火をするのだとのこと。
http://www.ccimorioka.or.jp/cgi/data/ccinews_pdf/news200808588.pdf

・・・東京にあるわけないじゃん、と母に言うと、「だって盛岡では普通にスーパーや八百屋さんや花屋さんに売ってたから」と。そりゃそうでしょうけども。

来年からは、盛岡の親戚に送ってもらおう、ということにいたしました。

いやぁ、風習って面白いものですね。

・・・って書いてたら、迎え火の日は台風直撃じゃないですか・・・。せっかく入手した「樺皮」、どうしましょ・・・。

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