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授業参観

 昨日は下の子(小4)の授業参観と上の子(中3)の学年保護者会がありました。
 下の子の校舎は、廊下との壁が引き戸になっていて、授業参観などではそれが開放されます。なので、立ち位置によっては隣のクラスの授業も見放題です。ほとんどの保護者はご自分のお子さんの様子が気になると思いますが、職業病と言いますか、つい、色々な授業を見たくなってしまいます。
 ウチの子の担任は中堅どころの男性教員で学年主任。隣のクラスは新任の女性教員。
 ウチの子のクラスは算数。隣のクラスは国語
 なかなか対照的で、これを逃す手はありません。と思っていたのですが、隣のクラスはチラ見程度で、自分の子どもの授業に集中してしまいました。
 算数では、前時の確認で角度の復習を行い、折れ線グラフへと展開していきました。内容は、1日の気温の変化をまとめた折れ線グラフをもとに、折れ線グラフの特徴とその読み取りを、発問を中心に進めるというものでした。具体的な発問内容は、
  ①〇時の気温は何度ですか?
  ②〇度になるのは何時ですか?
  ③気温が一番高くなるのは何時ですか?
  ④気温が一番上がったのは何時から何時ですか?
といったもので、理由も合わせて答えるという形でした。発問によっては隣同士で教え合う、確認する、ということも織り交ぜた、よくある授業で、授業参観ということもあったと思いますが、子どもたちも積極的に参加していました。

 ただ、気になったところが1つ。
 ある温度になる時間を尋ねた発問の時です。答は合っています。でも理由は、説明になっているようでなっていません。
 グラフは縦軸が温度、横軸が時刻です。
 「〇度を横に見ていって、グラフとぶつかったところを下に見たら△時だから△時です」
といきたかったところが、温度(縦軸)を横に見る説明はできても、グラフとぶつかった点から時間(横軸)を見る説明が中途半端になってしまったのです。答が合っているのは、表をもとにグラフを書いたので、その表を見れば答は出ます。
 同じように説明が尻すぼみになってしまった子がいて(実はウチの子もそうでした)、そこは授業の流れより理解を取るけどなぁ、と思った次第です。

 授業を離れて数年になりますが、やはり授業を見るのは自分の勉強になると改めて思いました。

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