加藤彩

幸を呼びこむ日本の吉祥文様をテーマに「瑞風 MIZUKAZE」通信で、日本文化の楽しさ…

加藤彩

幸を呼びこむ日本の吉祥文様をテーマに「瑞風 MIZUKAZE」通信で、日本文化の楽しさを学びつつ発信していきます。 手描友禅染で4歳娘の産着、七五三祝着、成人式振袖の制作に熱中する。教育分野PRプロデューサー。

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【手仕事の玉手箱 Vol.1】 芸者さんにとって正月三が日は新しい引き着が命!→友禅職人の年末は寝れない日々に

96歳岡川先生のお話は、一言で「玉手箱」!! 今ではなかなか知る由もないような かつての着物業界の裏方のこと、 着物も社会の流れと結びついていることなど。 すごく興味深い話があふれ出てきます。  先生にとっては実際にあったことを楽しく思い出して お話してくださるだけなのかもしれませんが、 こんな話をできる作家(職人)さんは、 現在ではもう数少ないのではないでしょうか。  せっかく近くにいるので、色々なお話を伺っていきたいと思います。 第1弾は、「年末の着物

    • 手描き友禅染との出逢い

      24歳の時、母の友人で東日本橋で呉服問屋を営んでいる方から母に 「手描き友禅のお教室をするから来てみない?」という お誘いをいただきました。 →母から着物に興味のある私にお鉢がまわってきた。 「着物の世界に触れるのは楽しそう!」 そんな軽い好奇心で門を叩きました。 そこで出逢ったのが、師匠の岡川紫延先生♪ 当時75歳位。 現役バリバリの友禅の作家先生で、大きな呉服屋さんや問屋さんからの注文も多く、銀座鳩居堂ギャラリーで個展をすれば多くの注文が入るという実力も人気も高い方。

      • 知るほど楽しさに遭遇できる、    幸を呼び込む日本の文様

        ”幸せ”を祈り祝う心は、人が本質的にもっている感情です。 何か贈り物を選ぶとき、 ふと仕事の手を休めて窓の外に目をやるとき、 寺社で手を合わせるとき・・・ 大切な人の顔を思い浮かべたり、社会に思いを巡らせて、 「今日も楽しく元気に過ごしているかな」 「誕生日、この1年も喜びに満ちた日々であってほしいな」 「早く穏やかな暮らしが戻りますように」 と心の中で祈ったり、願ったりします。 そんな、「幸せ」や「おめでたいこと」を求め、喜び、感謝し、 そのことを形にしたのが「吉祥文

      【手仕事の玉手箱 Vol.1】 芸者さんにとって正月三が日は新しい引き着が命!→友禅職人の年末は寝れない日々に