世界のソーシャルVRプラットフォームをまとめておいたので、おすこり下さい。




▼VR事業をやってまいりました。

・昨年、2016年のVR元年から1年たった後に後発組として参入しました。
理由はなんとなく自分が入ったらいける気がしたからです。

・まずは前職の知識を生かして、ゲーム開発しました。
→予想通りくらいに売れましたが、市場はまだ立ちきってないので次もゲーム作るか迷ってました。

▼全く違う波が来ました。
・ゲーム作っている間にVtuberの大波が来ました。波の大きさとしてはボーカロイドの数倍規模だと思っています。

・その陰でこっそりOculus Goというハードウェアが出ました。
業界的にはこっちのほうがインパクトあって、携帯電話が急に現れたくらいの衝撃です。PC→スマホはゆっくり来ましたが、
HMDがスタンドアローン型になる速度は想像をはるかに超えてきたなと。

僕たちはゲームのないころはゲームセンターが流行ったように、VRをみんなが持っていないころはVRのゲームセンターができたように
それ専門のゲームセンターができると思っていたんですが、それは違いました。ゲームセンターができる前にファミコンが登場した状態です。

となるとソーシャルVRの時代が来るのでは?アバター文化×デバイスの廉価はソーシャルの幕開けか?みたいな。

▼世界のソーシャルVRを調べてみた

※何か間違っていることがあればご連絡ください。
※調査した期間は2018/5終わりくらいです。

調べてみていくつかプロダクトを思いついたので、実際に作ったりユーザーインタビューしてみました。

▼試してみたこと.1 (VR版斎藤さん)

斎藤さんというアプリをご存知でしょうか。
息の長いアプリです。
一番最初に見たときは、かなりシンプルに「知らない人と電話ができるよ」というフォトンボイスとランダムマッチングで簡単に作れそうなアプリだなと思っていました。

ということで「Mr.kato(仮)」というアプリを作ってみました。 

ランダムでVR空間内でつながりおしゃべりができるというものでした。

〇その結果


・そもそもつながる気がしない(VRを持っている人がいない)
・待っている間暇
→お絵描き機能を作ってみましたが、それが見やすいかって言われるとうーーーんって感じですね。
・つながってもおっさん
→これが決定的な撤退ポイントです。

VRが女子受けするというデータはあったんですが(そしてLenovoのミラージュはそれ向けに作られたんですが)
結局誰も買わない→ギークしか買わない。
斎藤さんで最もエモーショナルなポイントって女の子が出てきてその女の子ともしかしたらラインを交換できるかもしれない。
みたいなところだと思ったんですね。
なので作ってみたが、結局ハードの売れ行き×買う層→いまいちなユーザー体験になるなと。

▼試してみたこと.2(VRキャバクラ)

女子大生を20人くらい雇って、お話しさせるアプリを作ろうと。
チャットレディのVRバージョンです。

〇その結果
・VRチャットに女子大生を突っ込んで、しばらくしたら、加藤と変わって「どうでした?お金払う価値あると思いますか?」
実験しました。可愛い女の子の容姿×かわいい女の子の声→可愛い女の子の容姿×おっさんの声になったので、ちょっと価値観崩壊してしまったユーザーもいるようですが、
かなりの価値を皆さん感じてくださいました。

その結果


お金が取れる気が全くしませんでした。女の子と話すこと自体に価値はあり、圧倒的な集客力を見せましたが、
結局一人の女の子が相手にできる男性の数は3~4人。どうやっても大きなビジネスにならない。
ただ、キャバクラ産業はめっちゃお金になっているではないかと、キャバクラのビジネスしている人に相談しに行きました。

曰く
▼キャバクラの稼ぎ方
・時間課金だけでは赤字。女の子を必要数確保するだけでお金がかかる。
・キャバクラのビジネスはどんだけ理性を吹っ飛ばせるかがカギ。
・理性を吹っ飛ばした後のアルコールで稼いでいる
→アルコールを売れない限り未来はない。

なるほどVRでアルコールを売るのは無理だし、
反社会的な行為をしたいわけでもないので、無理やなと撤退。

▼次のビジネス

その辺をクリアした次のビジネスは非常に筋がよく、本開発に移行しました。
皆さんふるってご応募ください。

ここまで読んでまさかの広告宣伝記事でした!!

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