踏切とおでん

京浜急行だって言ってるのに
いきなり、京浜東北線の話なんですけど。

京浜急行の雑色駅を抜けて商店街をそぞろ歩いた先に、踏切があります。
蒲田と川崎の間にはいっぱい踏切があります。
(高架にまだなってないんです。)
京浜東北線、湘南新宿ライン、オシャレ特急など様々たくさん走ってます。
そうするとどうなるかっていうと、休日の夕方がノスタルジーです。
三丁目の夕日みたいな。カンカン音がなって踏切が閉じる景色ラブリー。

その踏切からほんのすぐのところに、おでんやがあります。

「目黒食品」は、映画のセットのような
屋台が店に埋まった独特の構えで、美味しいおでんを売っているお店です。
おばさんは、コロコロコミック等に載ってそうな優しいマンガ顔の人です。
そして、おでんは数十円からスタートし、
どれもこれも値段だけ昭和に置いてきたような価格で
やってらっしゃいます。

なんでも美味しいですが、
私のイチオシは厚揚げとじゃがいも。そして白滝。

おでんを頼むと、厚手のビニール袋に入れてくれて、
その後お玉で気前よく汁を足してくれます。
「よいしょ!よいしょ!」掛け声をかけたくなる気前良さと潔さです。
汁の足し様を楽しんでほしいです。
他にも、おまけで付けてくれるお味噌ダレや辛子の包み方も格好いいです。
全部粋でいなせです。

雑色という商店街は他にも見どころツッコミどころ満載なのですが
まずはその商店街を抜け、踏切を渡った先の風景を楽しんでください。
この街から出たくなくなる理由がきっとわかります。


目黒食品
所在地: 〒144-0056 東京都大田区西六郷1丁目50−17
営業時間外 ⋅ 営業開始: 12:00電話: 03-3731-9065


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