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プロ家庭教師が教える『学習方法の種類と選び方』~前編~

プロ家庭教師Isshiyです。

巷には、塾や家庭教師、通信教材、オンライン指導など様々な学習方法がありますが、「何を利用すればいいのか?」とお悩みの方。
この記事では、そういうお悩みをお持ちに方に向けて、解決への糸口をお教えします。ポイントは「学習方法の特徴」と「相性」です。
では、具体的に見ていきましょう。


1.学習方法には「人によっての相性」がある

先程もお話しましたが、巷には塾や家庭教師、通信教材、オンライン指導など様々な学習方法があります。

では、どの方法を選ぶべきか?
基本的にどの勉強方法も「正しい使い方をすれば、ある程度の効果は得る」ことができます。しかし、今現在、塾や家庭教師などを利用しているにも関わらず、思ったほどの効果を得られていないと感じている方は、おそらく現在利用している学習方法が「生徒様と相性が合っていない」か「正しく使っていないか」のどちらかに原因があるのではないかなと考えられます。

これら2つの原因を解決していくためには、それぞれの学習方法の特徴を知る必要があります。具体的に見ていきましょう。

2.学習方法の「種類と特徴」を知ろう

①塾(集団指導)

集団指導型とは、いわゆる学校の授業のような形で指導を進めていくタイプの塾です。このタイプの塾は、教科ごとに担当の先生が決まっていますので、1教科(理科・社会は一人の先生が兼任していることが多い)ずつ時間を取って教えてもらえるのが特徴です。
また、年間のカリキュラムが整っているので、その流れに乗って学習を進めることができれば、ある程度の効果は得られます。しかし、授業の進むスピードが速かったり、宿題の量が多かったするので、これらをこなせる基礎能力がないお子様だと厳しい場合があります。

②塾(個別指導)

個別指導型とは、自習室のような形で生徒が各々勉強を進めていくタイプの塾となります。このタイプの塾は、教室担当の先生と学習計画を決めて、お子様のペースで学習を進めていくのが特徴です。
お子様の状況に合わせて学習を進めることができるのが良いところですが、自分でコツコツ勉強ができないとただ通っているだけになる可能性が出てきます。また、先生が一人にぴったりとくっついて指導をしていない(基本的には先生:生徒=1:3~5が一般的)ので、わからないところが出たときに積極的に質問ができないと厳しい場合があります。

③家庭教師(対面指導)

家庭教師はご家庭に先生が訪問してお子様の指導を行っていきます。
家庭教師の指導の最大の特徴は「完全1対1の指導」であることです。従って、お子様の状況に合わせた指導が可能です。そして、指導中はお子様の横に先生がいるので、ノートの取り方や途中式の書き方など細かい所までアドバイスすることができます。
また、自宅で指導を行いますので、親御様がお子様の勉強している様子を確認できますし、曜日や指導時間をご家庭の都合に合わせて設定できることも良い点となります。

④家庭教師(オンライン指導)

オンラインの家庭教師の指導は、対面型の家庭教師の指導方法と共通している部分はありますが、どちらかというと個別指導塾に近いです。基本的には、がっちりした指導というよりかは、勉強の計画を立てたり、取り組むべき単元などを指示してお子様に取り組んでもらい、わからないところだけを解説していくという形になるケースが多いです。なぜそうなるかというと、対面指導と同じくらい細かい指導を行う場合には、上から撮るタイプのカメラがないと生徒の細かい様子を見ることができないからです。
そういった環境が整っていれば、対面指導の家庭教師とそんなに大差ない指導が可能となりますが、そうでないときは注意が必要となります。

⑤通信教材・市販の問題集

通信教材とはいわゆる「進研ゼミ」や「Z会」といったタイプの教材のことで、市販の問題集とは本屋さんで売っているもののことです。
これらのものは「完全に自分のペースで学習を進めることができる」ことが特徴です。ただし、自由が利く分、自己管理がしっかりしているお子様でないと上手く活用ができなくなります。また、自分の実力に合った問題集を使わないと結局使わなくなりますので、問題集を選ぶ時には注意が必要です。

⑥オンライン指導

オンライン指導とは、「スタディサプリ」のようなオンラインの授業配信のことです。
オンラインの授業配信は「自分のペースで自分の必要としている授業をピンポイントで利用できること」が特徴で、基本的にネット環境と端末があればいつでもどこでも利用できます。また、授業内容を何度も見返すこともできることも良い点です。ただ、基本的には一人で勉強を進めていくものですので、自己管理が必要ですし、配信されている内容に関して疑問点が出たときの質問がしにくい場合があるので、注意が必要です。

以上が、学習方法の種類と特徴となります。
先程もお伝えしましたが、どの学習方法も正しい使い方をすれば、ある程度の効果を得ることはできます。しかし、本来持っている効果を得るためには、それぞれの学習方法の特徴と勉強をする本人の相性が合ったもののを選ばないと最大限の効果は得られないです。

では、その選び方とは?
次回に続く

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