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最適な家訓を作る自己理解ツール

最適な家訓を作るためには最終的には家族全員で話し合うことが大切です。

家訓は家族全員が共有する価値観や行動基準であるため、家族全員が参加して話し合うこと家族会議(最適なコミュニケーション)が重要です。

互いの意見を尊重し、共感しあうことで、家族全員が納得できる家訓を作ることができます。



思考の癖やコミュニケーションの図り方を知る

エゴグラムは自己理解を深めるための心理学的ツールです。

自分自身がどのような思考・感情・行動の傾向を取りやすいのか、どのようなコミュニケーションパターンなのかを診断します。

エゴグラムは、カナダ出身の精神科医エリック・バーンによって提唱された交流分析(TA)理論に基づいています。

私たちの自我状態を5つのカテゴリー、「支配的な親」「養育的(世話を焼く)な親」「自由な子ども」「順応した子ども」「成人(成熟した大人)」に分けて評価します。

コミュニケーションする際の、思考・行動・感情の傾向を「自我状態」と定義します。

5つの自我状態とは

  1. CP(Controlling Parent:支配的な親)
    幼少期に両親や養育者から受けた支配的で権威的な価値観を取り入れた自己の一部分です。
    社会的な規則やルール、また家族を守り厳しく統制する傾向を示し厳格な父親とも言われています。

    ポジティブな傾向:規則やルールを守る、責任感がある、正義感がある
    ネガティブな傾向:独断専行、自己中心的、自分の成功体験が正しい、
             決めつける

  2. NP(Nurturing Parent:養育的な親) 
    幼少期に両親や養育者から受けた保護的で世話好きな価値観を取り入れた自己の一部分です。
    相手を思いやり、家族を助け世話をする養育的な傾向を示し優しい母親とも言われています。

    ポジティブな傾向:気持ちを受け入れ優しく育てる、存在を認める
    ネガティブな傾向:過干渉、お節介、過保護

  3. A(Adult:成人) 
    客観的、論理的、現実的な判断をする自己の一部分です。
    その場に応じた最も適切な判断をし、計画を立てて、物事を適切に対処し、主体的に問題解決ができる。

    ポジティブな傾向:理論的、合理的、計画性や大局観
    ネガティブな傾向:行き過ぎた正論、画一的、事務的、打算的

  4. FC(Free Child:自由な子ども) 
    子どもの頃と同じように自発的、創造的、直感的な行動を示す自己の一部分です。
    好奇心を持って自由に行動したり、楽しむことを好み、率直に感情を表現する傾向を示します。

    ポジティブな傾向:表情豊かで明るい、行動力がありのびのびしている
    ネガティブな傾向:わがままで自己中心的、自由奔放に行動し周りが迷惑           をする

  5. AC(Adapted Child:順応した子ども) 
    幼少期に自分の存在が親に受け入れられるよう、他者に従順的、迎合的、反応的な態度を示す自己の一部分です。
    他者の期待に応じて行動する部分で、従順であることや他人に合わせる傾向を示します。

    ポジティブな傾向:協力する、従順で控えめ、空気をよく読む
    ネガティブな傾向:すぐ諦める、クヨクヨする、依存心が大きい


エゴグラムは、人の心理を5つのカテゴリー(批判的な親、支持的な親、成熟した大人、自由な子ども、適応的な子ども)に分けて理解する心理学的ツールです。

自己理解の深化を助け、コミュニケーションの改善に役立ちます。

まとめ

エゴグラムを活用した家訓作成は、自己理解から他者理解へとつながり、家族間のコミュニケーションを深め、家庭全体の円満を促進します。

また、家訓を通じて家族の価値観や基準を共有することで、家族全体の絆や一体感を強化することができます。

エゴグラムを家訓作成に組み込むことで、家訓が家族全員の心理状態や行動傾向に合っているかを確認し、必要に応じて家訓を見直すことができます。

これにより、家訓は常に家族全員にとって最適なものとなり、家庭の円満を維持するための基盤となります。


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