見出し画像

家訓で奇跡を起こすご家庭と家訓をただ作っただけのご家庭、その明暗とは?

家族の絆を深め、家庭円満を築くための家訓。
しかし、せっかく作っても「意識したのは最初だけ…」「飾っただけで終わっちゃった・・・」
形だけで終わってしまうケースも少なくありません。

家訓を“ただのお飾り”にするか、家族の成長を促す“生きた指針”にするかは、ちょっとした違いだけなのです。

この違いについて、その明暗を解き明かしていきましょう。



【明】奇跡を起こす家訓の特徴

point1:具体的な行動指針を設定し、家族全員が納得する

立派な言葉を並べるだけでは、行動は変わりません。「挨拶は自分から元気よく」「困っている人がいたら、まずは行動する」のように、家訓を具体的な行動指針に落とし込むことが重要です。
「家族仲良く」だけでは抽象的で具体的な行動に結びつきにくくなります。

さらに、家族全員で話し合い、なぜその家訓が必要なのかを共有することで、より一層意識を高めることができます。

例:
感謝の気持ちを忘れない。家族仲良く、ありがとうを伝え合おう
毎晩の食卓では、自然と「今日の夕飯、ありがとう!」「お皿洗い手伝ってくれてありがとう」と感謝の言葉が飛び交い、笑顔あふれる時間になっていきます。

失敗を恐れず、チャレンジ精神を大切にしよう
子供たちは新しいことにどんどん挑戦し、たとえ上手くいかなくても、家族みんなで応援し合っていきます。

point2:日常生活に自然に溶け込む工夫を

家訓は意識し続けなければ意味がありません。
見やすい場所に飾る、定期的に家族で読み合わせるなど、無理なく継続できる方法を取り入れまょう。

例:
せっかくの家訓も、意識しなければ意味がありません。
日常的に目にする場所に飾ったり、家族で定期的に読み合わせたりするなど、無理なく継続できる工夫 が大切です。

point3:時代に合わせて進化し続ける

家族構成や社会環境の変化に応じて家訓を見直すことも大切です。
定期的に家族会議を開き、現状に合っているか、改善すべき点はないかを共有しましょう。

家訓は代々受け継がれていくものという考え方があります。
私たちは主に、初めて家訓を作成するご家庭向けに発信していますが、家訓が代々あるご家庭も、もし機能をしていないなとお感じであれば検討する余地はあります。
その際は、改訂した部分と改訂年月日を記して過去の家訓は大切にファイルし、新しく第○代当主家訓として貼り出すことをお勧めします。
〇〇家の歴史が刻まれていきます。

例:
定期的に家族会議を開き、家訓を見直しています。
コロナ禍をきっかけに、「健康第一、手洗い・うがいを徹底しよう」という一文を家訓に加えました。
子供の成長に応じて新たな目標やルールを取り入れるなど、柔軟に対応しています。


【暗】ただ作っただけの家訓にありがちな落とし穴


point1:抽象的な言葉ばかりで、具体的な行動に結びつかない

例:
「幸せになろう」「強く生きる」「誠実にしよう」など具体性に欠ける家訓。

point2:家族で話し合わずに、一方的に押しつけてしまう

例:
父親が勝手に決めた家訓を、家族の意見を聞かずに掲げてしまう。
誰かが雛形を作成するのは大切です。この例では父親ですが掲げる前に家族に意見を聞く(家族会議)ことも大切です。

point3:作っただけで満足してしまい、見返すこともない

例:
せっかく作った家訓を、引き出しにしまい、その後全く話題に上がらない。

まとめ

効果的な家訓は、単なる格言ではなく、家族の価値観と具体的な行動指針を示す羅針盤です。

ポイントを押さえて作成し、具体的で、日常に溶け込み、時代に合わせて進化する家訓は、きっと家族の絆を深め、笑顔あふれる毎日を作ってくれるはずです。

今回ご紹介したポイントを参考に、あなたのご家族だけの素敵な家訓を作ってみてください!

スタンドFMで配信しています


提供サイト


いつもありがとうございます。よろしければサポートお願いします!皆さんのサポートに感謝いたします。家訓検定運営で全国に多くの家庭円満、幸せな家庭を育む応援をしていきます。