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2022 年間ベストアルバム トップ20


最初は50枚選ぶ予定だったが、思いのほか時間がかかりそうなので、とりあえず20枚!それなりにリピートしたもの、尚且つこれからも聴き続けるであろうものを選出! 


20位 CMAT / If My Wife New I'd Be Dead

アイルランドのポップシンガーソングライター。
とってもポップで牧歌的な1枚。


19位 Harry Styles  / Harry's House

イギリスのボーイズグループ、ワンダイレクションのメンバーのソロ活動。
80年代リバイバル、多幸感を感じられる1枚。


18位 Domi and JD Beck / Not Tight

フランスのキーボーディスト Domi Louna とアメリカのドラマー JD Beck からなるジャズデュオ。
妻いわく、「USJみたい!」とのことだ。 USJ有識者!確認求。


17位 Nightlands / Moonshine

アメリカののインディー・ロック・バンド WAR ON DRUGSのメンバー、Dave Hartleyのソロ・プロジェクト。
今作は築100年以上の古民家で製作されたらしい。プロジェクト名通り夜にはもちろんだが、休日の昼下がりに日向ぼっこしながら微睡むのにぴったりな1枚。


16位 Arctic Monkeys / The Car 

2002年結成のUKロックバンド。
ゴッドファーザーのようなムーディーでスモーキーな雰囲気の1枚。
余談だが、Twitterにて2曲目のギターの音がオナラみたいというツイートを見かけてからオナラにしか聞こえず爆笑してしまうようになった。


15位 岡田拓郎 / betsu no jikan


1991年生まれ、東京都福生市育ちのソングライター/ギタリスト/プロデューサー。
個人的に今年1気持ちい音響作品。まさに別の時間に吹っ飛ばされる1枚だ。


14位 摩天楼オペラ / 真実を知っていく物語

2006年東京都にて結成のヴィジュアル系メタルバンド。
この手の記事の読者には人気はなさそうだが、ランクイン。
00年代以降のヴィジュアル系シーンにはメタル要素を取り入れたバンドは多くいたが、こういったスピードメタル系の音はさほど多くはなかった。その中でも歌唱法や歌詞はヴィジュアル系っぽくても音は正統派スピードメタルといったバンドが多かった印象だ。彼らにもそういった楽曲はあるし、もちろんそれはそれで好きなのだが、今作のリードトラックである、「真っ白な闇がすべてを塗り替えても」は音楽的なヴィジュアル系要素と、スピードメタルを超合体させた爆走号泣間違いなしトラックだ。是非とも聞いてほしい。

13位 White Lung / Premonition

2006年結成のカナダのパンクロックバンド。
パンクバンドだが、臭メタル好きに聴いてほしい1枚。
なんならメロスピやんみたいな楽曲もある。
このアルバムを最後に解散してしまうらしいが、まさに有終の美とはこのことだ。


12位 春ねむり / 春火燎原

神奈川県横浜市出身のポエトリーラッパー。
オルタナティブロック、ヒップホップ、R&B、ハードコア等、様々なジャンルを取り込んだ1枚。ポエトリーリーディングという手法をがっつり取り入れたアルバムを初めて聴いたのだが、最初は臭く感じてすぐに再生停止ボタン押した。しかし、何故だが気になる1枚。5周目辺りから見事にのめり込んでいた。個人的には今年1の怒りを感じる1枚。


11位 Makaya McCraven / In These Times

アメリカで活動するのジャズドラマー。
今作は7年かけて製作したという話題作らしい。ドラムが楽しいのはもちろんだが、どこか耽美な雰囲気を感じさせる1枚。

10位 The 1975 / Being Funny in a Foreign Language

2010年代を代表するUKポップロックバンド。
5枚目のアルバムだ。個人的(一般的にも?)には3rdが一番好きだが、入門にはこのアルバムがいいと思う。全曲シングルカットできるタイプの楽曲があり、尚且つ彼らのアルバムにしては収録時間が短くとっつきやすいからだ。


9位 death's dynamic shroud / Darklife

2014年結成アメリカのヴェイパーウェイブバンド。
ホームアローンのようなキラキラ感といい意味であまり怖くないハラハラ感を備えつつも、どこか耽美さも感じされる1枚。

8位 Manuel Linhares / SUSPENSO

1983年生まれのポルトガルのジャズシンガー。
noteで記事が書かれているのを読んで、初めて聴いたのだが、とてもナイス1枚だ。この手の音楽(ジャジーな感じなのは)今年になるまで聞いてこなかったが、この1枚を機に聞いた音楽も多い2022年だった。
あと驚いたことにこんなにも素晴らしい音楽であるのにSpotify月間リスナーが250人であること。もっと広まってほしいものだ。

7位 Tears for Fears / The Tipping Point

1981年結成のUKニューウェイブデュオ。
もともと自発的な音楽体験はラルクアンシエルから始まった私。ラルクのギタリストのKenさんの作る曲(曲というより歌メロ)はこの辺の音楽からの影響を改めて感じる。
そういった点からもこの手の音楽を聴くと実家のような安心感、、、とまではいかないが、頻繁に泊まりに行っていた中学のツレの家に行った時くらいの安心感はある。
ちなみに18年ぶりのアルバム。過去の模倣すぎず、かといってイメージを変えすぎない、そんな1枚だ。

6位 DIR EN GREY /  PHALARIS

1997年大阪府にて結成のヴィジュアル系バンド。
私の青春のバンドだ。
叫ぶ系の楽曲からはモダンな印象はなく、オールドスクールなデスメタルからの印象を感じられる。その一方で叫ばない系の曲である御伽は中森明菜のような雰囲気を感じられる。
歌詞についても印象に残らざるを得ないフレーズある。
カムイより、「あと何年ですか?まだ生きるんですか?」

5位 Jockstrap / I Love You Jennifer B

2018年結成のUKエクスペリメンタル ポップ バンド。
まあまあ電子的で変なことしている感じだが、どこかクラシカルな印象。
ちなみにバンド名のジョックストラップとは男性用下着の一種で運動時の陰部の揺れや動きを防ぐためのスポーツ用サポーターらしい。

4位 Daniel Avery / Ultra Truth

イングランド出身の男性プロデューサー兼DJ。
たまたまTwitterで「攻殻機動隊みたいでカッコイイ!」とツイートされている方がおられ、「確かに!」と思い聴き始める。音楽も攻殻機動隊みたいでカッコイイ。電子の海に溺れる感覚だ。ちなみに攻殻機動隊は1度も観たことはない。

3位 Mitski  / Laurel Hell

日本・三重県出身、ニューヨークを拠点に活動する日系アメリカ人・女性シンガーソングライター。
これまでの彼女のインディーロック系の作風とは異なる、ポップで踊れる甘酸っぱいシンセポップに仕上がっている。80年代ニューウェーブ、そして少しだがどこかユーミンのエッセンスを感じる1枚だ。

2位 宇多田ヒカル / BADモード

アメリカ・ニューヨーク出身、現在はロンドン在住の女性シンガーソングライター。
1993年生まれの私は彼女の1stアルバム「First Love」の衝撃をリアルタイムでは経験していないのが、00年代のゴールデンタイムのドラマタイアップ等で小学生時代からお茶の間の歌手としては認識していた。自発的に聞き始めたのは2016年発売の「Fantome」からだ。それ以前の楽曲に関しても勿論好みの曲はあるのだが、やはり個人的な好みとしては、曲の間の気持ちよさを感じる「Fantome」以降が刺さる。そんな曲の間の気持ちよさを最大限に感じるのが今作だ。
ちなみに今作にプロデューサーとして参加しているフローティングポインツの2019年発の「Crush」もこの間を求めて聞き始め見事にヘビロテしている。

1位  The Weeknd / Dawn FM

カナダ・スカーバロー出身の男性シンガーソングライター。
架空のラジオ局をテーマとしたアルバムらしいアルバムだが、1曲ごとの強度も素晴らしい。
(ちなみに私が今年1番聞いたトラックもこのアルバムに収録されている「Out of Time」だ。)
情景としては深夜の高速道路をイメージする1枚だが、現実世界とのリンクというよりは「千と千尋の神隠し」のような不思議な世界に迷い込みいつの間にか帰ってきていた、そんな印象の1枚だ。





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