お客さまは応えてくれる。

先ず初めてこの仕事を始めようと思った時に、スクールに習いに行くのは有りだと思うのですが、『お金を払ったから』、『カリキュラムを終えたら』上手になる事はないのです。

先ず、『人の体を触る』というのは、慣れる迄にシンプルにキツイです。
精神的、体力的にキツイのは当たり前なのですが、

普段使う筋肉とは全然違う筋肉なので、その筋肉が鍛えられる迄は、筋肉痛やら、筋肉が甘い感じで気持ち悪かったり落ち着きません。

ですから教えていると、『もう限界です。』とか『次にいきましょう』とか
『えっ!?』と思う事が多々ありました。
中には『こんなに大変じゃなくて機械を使ったりでいい』という方も少なくありません。

分かります。
でも、お客さまの立場に立ってみてください。
『ラクで、誰でもできる』ことに高いお金を払いたいと思うでしょうか?
余程人として魅力があるですとか、マスコミに取り上げられた有名人でなければ難しいと思います。

上手くいっていない方に『時間や料金をキッチリ守る』という方が多いのですが、それがいけないのではなくて、『自分の利益をキッチリ守る』というのが気になります。
それに拘るあまりに『お客さまの利益』に目がいかなくなり、お客さまを逃してしまうからです。

例えばお客さまの中には『勧められると断れない方』というのが一定数います。
以前、他のサロンさんで高価なダイヤモンドを売りつけられて断れなかったという方がいらっしゃいました。
断れなかったお客さまが悪いという方も多いと思いますが、私に言わせれば例えそこで大きな利益があったとしても、直ぐに悪い噂は広がりますし、そんなやり方でいつまでも続くとは思えません。
結局そのサロンも直ぐにスクールに転換し、結局廃業されました。

私のお客さまは『少しでも売上に協力しよう』と商品を買ってくださいます。
『なんか買ってって』というと、『あ、○○が無くなりそうだった。いただいていこう。』といった感じです。

そういうことを言えるくらい、信頼関係を築いていますし、お手入れだけでなく、お客さまに喜んでいただけるようにいつも心がけています。
要するにお客さまは私のサロンに通うメリットがあるからいらっしゃるのです。
お客さまに誠実に接することはもちろん、お客さまのメリットを考える事でお客さまがこちらのことも考えて下さるのだと思います。

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