恋人がいなくても幸せになれるダンちゃんの件

思えば8月後半に
流行りの波に遅れて見始めた「愛の不時着」ですが。

このたび、無事、着陸いたしました~~~~!!!!(←多分、みんな言ってる言い方・・だよね?)

いやはや、7話目くらいからは毎回毎回泣く始末。
最終回前数話は泣くわ笑うわハラハラするわほんわかするわ泣くわで忙しいったら(;'∀')
まじで笑えてまじでほんわかほっこりするんだよ~~~~~
そして毎回、うまい設定と台詞たちに「うぅん・・・」と思わずうなってしまいたくなったり。
先の記事でも書きましたが
脚本がとにかく秀逸すぎる。

とかなんとかはともかく、まず言いたい。

やっぱり私はダンちゃん推しだああああああああ!!!!

いや、このドラマ、ごく一部のいわゆる敵役以外のキャラクター、
全員、愛おしいんだけどっっっ(力説)
その中でもやっぱりダンちゃんが好きなんだよね・・・・。
ジョンヒョクを好きなのにいつもふくれっ面のプリンセス(まるしー岩舘真理子先生)、
ちっとも気持ちを素直に表現できない不器用な女の子、
学生の頃からジョンヒョクを好きだったのに相手にされず、
婚約者になってからもずーーっと相手にされず、
やっと喜怒哀楽を出せる相手・スンジュンに出会い、やっと愛され
やーーと自分も愛することができたのに死別・・・・!!!

うっそ~~~~(号泣)
ダンちゃんだけなんでこんな目に合うの???と思って哀しい気持ちで見ていたら・・・・

ダンママが占い師(この物語の中で一度出てくるめちゃ当たるという設定)(月組の白雪さち花ちゃんがやりそうな役)(←似てますほめてます)に
ダンちゃんの結婚運を聞くんですよね。
そしたらダンちゃんは生涯に一人の男性としか恋愛をしない(=スンジュンのみ)という答えが・・・。
絶望するダンママに占い師が言うのよね。
「でも海外で活躍して大成功する」
「恋人なんかいなくても幸せになれる」!!

大事だからもう一度書きますわ。

恋人なんかいなくても幸せになれる!!!!!


うっひょ~~~~~!ダンちゃん最高!!!!
素晴らしいと思いませんか?
昔の乙女チックに生涯一人の人しか愛さない・・・
そして、仕事に生きていくわ・・・永遠にあなたへの想いを胸の中にしまって・・・・みたいな切なさじゃなくて
幸せになれるんだよ??
いつか新しい王子様が現れるんでもなくて、
ひとりで幸せになれちゃうんだよ?
恋愛ドラマの住人の中でひとり恋愛から自由に羽ばたく女性になるんですよ、ダンちゃんは!
いいなぁいいなぁいいなぁ。

その後のダンママも好き。
占い師に「ひと月で男ができるお守り」をお願いするんだけど、
それ、ダンちゃんにじゃなくて自分用に、なんだよね(笑)
ダンママは夫をなくして一人でダンちゃんを育てつつも
デパートの社長という仕事にも就いているから
よくあるドラマのパターンとしては
「だからこそ娘には愛する人と幸せになってほしい」って感じで
執着するんだけど、
もちろんダンママもそうなんだけれど、スタンスとしては「娘が幸せならいい」だから最後はダンちゃんの意志を尊重してくれる。
「最近の流行りは非婚・未婚なの」と言いながら颯爽と家を出るダンちゃんを見て
「さすが私の娘、かっこいい!」みたいなことをつぶやくんだよね(微笑)
うん、あなたの娘だからこんなにかっこよく育ったんだよ!と言いたくなりました。

後で知ったのですが、
この脚本は40代の女性が書かれたんですって。

ドラマを見る限り、
ヒロインのセリも
基本的に男性に頼らず一人で道を切り開き生きていけるタイプ。
ひとりで生きてきたダンママも強いし、
ジョンヒョクママは地位の高い軍人の夫に「息子より自分の地位が大切なのか!」と強く非難するし、
セリの義姉たちも夫の尻を叩いて動かすタイプで(笑)ひとりで生きていけそうだし、
北朝鮮の社宅村のマダムたちもなんだかんだ言ってたくましいし、
今の韓国の社会情勢や女性についての価値観がどうなっているのか
私にはさっぱりわかりませんが、
ドラマで描かれる世界に関しては
日本よりも韓国の方が女性の自立について積極的なのかもしれないなぁと
感じたのも
この作品を好もしく思った理由でありました!

ダンちゃんは
友人やお仕事や色んなものと
愛し愛される関係性を築いて幸せになるのだそうなのだ。
自由な目線を持てば
今までは「これが幸せ」って定型だったものがなくなり、
選択肢が拡がって
人それぞれの幸せがある世界になってゆきますね。

と言いつつ。
ダンちゃんとスンジュンがパラレルワールドで結ばれる物語も見てみたい、
どころか、見たすぎて苦しい!どうか!誰か!スピンオフで作ってくれ!
毎日、神さま仏さまにお願いするくらい見たい!!!!

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