見出し画像

わらしべ長者の軌跡(奇跡)について考えてみる

どうもてっさいです。
しかし、生きているとお金が足りないですね。
お金があれば、あんな夢こんな夢がドラえもんに頼まなくても叶います。
投資でお金が何倍にも増えたら良いのにと思ってしまいますね。
そこで昔話の凄腕投資家の話を考えてみましょう。
 
皆様はわらしべ長者の話をご存じでしょうか?
簡単に物語を説明しますと藁(わら)とアブ(虫のあぶ)を使い、物々交換で屋敷まで手に入れてしまったという話です。
物々交換していく順序は
わらに結んだアブ→みかん→反物→馬→屋敷となります。
 
まずわらとアブですが、主人公は無料で手に入れています。
落ちていたわらと飛んでいたアブを捕まえただけなので、ただです。
まあ、アブを捕まえるという技術料で10円の価値としましょう。
 
わらとアブ→みかん 10円→100円
このわらに結んだアブをものすごく欲しがった子供が母親に同じものが欲しいとねだります。そこでお母さんは主人公にみかんと交換してもらうのです。
ここら辺はけっこうありそうな話です。しかし、価値的には十倍になっております。
 
みかん→反物 100円→2万円
このみかんを持って歩いていると、喉が渇いて死にそうになっている商人に出会います。そこでみかんと反物を交換するという物凄い物々交換をしてしまうのです。砂漠のある地域ならまだしも、水源の多さが世界有数の日本でこの状況は異常です。きっと自分の体力を過信した我慢強い商人が鳥取砂丘の真ん中で足でも挫いたのでしょう。
ここで持っている物の価値は200倍になってしまいました。すごい。
 
反物→馬 2万円→200万円
さて次は死にそうな馬を連れた侍に会います。侍は先を急いでいるのですが馬が倒れて困っています。そこで馬と反物の交換を申しでて成功するのです。
こちら馬が死にかけているのがポイントですね。死んでしまえば価値は暴落ですし、先を急ぎたいので愛馬と反物を交換してしまう訳です。
ただこの馬は実は喉が渇いていただけで、水を飲むと元気いっぱいになってしまいます。侍も日ごろから馬の世話をちゃんとしておけば、こんな失敗な取引はしなかったでしょうね。
 
馬→屋敷 200万円→1億円
さて馬に乗って進んでいると、ちょうど旅に出る屋敷の主人に出くわします。主人はちょうど馬が欲しかったので「自分が帰るまで屋敷にいていいよ。3年以上帰ってこなかったら屋敷はあげる」と言う約束をして馬と屋敷を交換してしまうのです。
これはなかなか巧妙な条件で、屋敷は動かないので盗まれることはありません。また屋敷の管理などを誰かに頼まないといけないのですから、馬を借りた上にタダで屋敷の管理をさせるという主人のなかなかな悪知恵も垣間見えます。
さすが金持ちは知恵が働きます。
本来ですと馬のレンタル料と屋敷の管理費を主人公に渡さないといけないのですが、三年以内戻らなければ上げるという条件でチャラにしているわけです。
主人公視点で言いますと、馬の貸し出し料金と屋敷の家賃でチャラと言う条件でもあります。
馬の寿命は25年ほどですからそこから3年も貸せば、けっこう資産価値は減ってしまうのではないでしょうか?
と言う事で三年以内に屋敷の主人が帰ってきたら主人公はそこまで得をしなかった可能性は高いですが、運の良いことに屋敷の主人は帰ってこなかったためマイホームを手に入れるわけです。

元屋敷の主人も三年も帰ってこなかったのですからおそらくお亡くなりになっているかなと。なのでこの主人はどうなってもこの取引で損をしないという訳です(おそらく屋敷を渡したい親類もいなかったのでしょう)
と言う訳で初めの資産10円を三年で1億円にした強運の持ち主が主人公なのです。観音様の加護があったようですが資産が1000万倍になっています。なんて羨ましい。
このわらしべ長者は何とかありそうな話にしているところが良くできています。
現実世界では宝くじに当たるような感じですね。
私もわらしべ長者にあやかりたいものです。

YouTubeも作成しています。
パートを選択すると物語が変わる手法となっております。
ついに一つ目のエンディングまで公開しております。
エンディングはあと七つありますよ。


遅筆なためサポートしていただけると、創作時間が多くとれて大変に助かります。それに栄養のある食事もとって末永く創作活動していきたいですね。 よろしければサポートお願いいたします。