ツイッターの休止について

私は昨年の9月30日に、次の一連のツイートをしていました。
(当時の固定ツイートは現在と異なっています。読みやすくするために少し文章を変えました)

 最近は、「ニセ医学」に対してきちんと批判活動するお医者さんたちがSNS上に増えてきて、相互に連携して啓蒙活動をされており、とても心強いです。「ニセ科学」の中で最も被害者が出ているのが「ニセ医学」なのですが、彼らは医学の専門家であり、私などよりずっと頼もしい。^^
 私は主に「環境分野」などに蔓延るニセ科学(EM菌など)への批判にシフトしてきていますが、これについても環境分野の専門家が最近活発にSNSで啓蒙活動をしてくれているので、この分野もそのうち…と期待しています。
 「ニセ科学批判」をしていると多方面からのストレスが多くて、長く続けていると疲れが溜まってくるので、少し休養したいな~とも思ってます。
 最近、ストレス解消のために趣味の時間を増やしているのですが、もっとそういう時間を増やしてもいいかな…と。
 思い返すと、10年ほど前にホメオパシーなどのニセ科学が広まっているのを知り、そこそこ科学の心得があったことから、見て見ぬふりができなくてニセ科学批判を始めました。原発事故後の「放射能デマ」騒動で、行きがかり上「サイエンスライター」を名乗り本格的にニセ科学批判記事を書くようになったのでした。

 「サイエンスライター」を名乗ってニセ科学批判記事を出すようになると、特にネットでの中傷を受ける頻度が高くなりました。こうした中傷は、同じニセ科学批判をしている人達からもあり、固定ツイートにしている事例( https://warbler.hatenablog.com/entry/2019/07/25/195908 )は、私が政権批判をしたと反発した他のニセ科学批判者からの吊し上げが発端でした。
 批判活動には、他者を叩きたい「攻撃的な人」も集まり易く、こうした人間関係の下らないイザコザが多くなってきて、辟易してきたというのが正直なところです。様々な分野の専門家がSNSを利用して発信するようになってきたので、私が出る幕も減り、批判活動を減らして行ってもいいかな~と思っています。
 「他者の言動の批判をする」行為を続けていると、自分がどんどん賢くて偉いような気分になり、尊大になりがちです。批判活動で異論を持つ人達とやり合う中で、主張がおかしくなってしまう人たちもよくいます。「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ」という格言が思い浮かびます。
 適度に批判活動から離れて、心のリフレッシュをしていかないと、私もいつの間にか怪物の仲間になりかねません。例えば最近のグレタさん(環境活動家)に対する言動など、もし彼らと距離をとっていなかったら、私も同調していたかも知れません。そんなことを考えたりしてました。

 ということで、「つん読」もかなり溜まってるし、しばらく充電期間を設けて、(私が自発的に記事を書くのを除いて)しばらく依頼を受けての記事の寄稿についてはお休みしようかなと考えています。
 このまま、他の頼もしい人達にバトンタッチして批判活動の表舞台から少しずつフェードアウトすることができたら、それは良いことではないかなと思ってます。

 「つん読」(←未読の本が机上にどんどん積まれていく状態)が増えていった原因は、その頃から本などを興味を持って読み始めても、途中で息切れするような感じで長文を読み続けることができなくなってきたからです。自己診断は禁物ですが、長期のストレスで軽いうつ状態になっているのかもしれません。上記ツイートをしてから1年以上、現在もその様な感じがまだ続いています。それ以降、取材に応じることはしましたが、記事の寄稿依頼は全て断ってきました。
 私がツイッターから姿を消してしまえば、ネット中傷者たちの嫌がらせに屈して逃げたと見られて、彼らに成功体験を積ませて増長させることになると考え、私はツイート数を減らしつつもTwitterを利用し続けました。

(追記)私が平然とTwitterを続けていることで、それくらいやられても大したことないのだろうと、かえって被害を軽く見られてしまったのかもしれません。

 今年に入って新型コロナウイルスが流行し、家に引きこもって趣味を楽しむ大義名分ができたので、編み物や刺繍作品の写真をツイッターにUPすることが多くなりました。
 一方で、ネット中傷には毅然として対抗する姿勢を見せるために、特に酷い嫌がらせを執拗にしてきた人物に対して費用と労力を多大に要することを覚悟の上で法的対処をしていましたが、前記事( https://note.com/katasekumiko/n/n8586d7502c17 )の通り、「酷い嫌がらせ」であることは認めてもらっても、現在の法律ではどうにもならないとされてしまい、これで最後まで踏ん張ってきた精神の糸がプツン!と切れてしまいました。

 軽いうつの様な自覚症状はあるものの、家事をしたり趣味を楽しむことなどは普通にできておりますので、これ以上悪化しないように、もう頑張れない自分を許すことにして、ツイッターの利用を休止することにしました。

※ツイッターのアカウントを消したり鍵をかけたりはしないので、これまで通りDMでも連絡できます。

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