あたらしい旅と、歌のこと
ツアーからいったん帰ってきて一息ついてます。
ここまでの旅のこと。
鳥取LOVE FLASH FEAVERは移転したばかりの新しいライブハウス。昼間には美味しいカレー屋さんになって、2階と3階には古着屋さんもあって、音楽と生活の距離が近い。しかもそこに関わる人みんな気持ちがあたたかい。ライブ後はお客さんも一緒にハコでの打ち上げを開催して、とても良い夜だった!
帰りにはお土産をいっぱい持たせてくれて、姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた鳥取のひとたち。こういう人たちや場所に出会うと、ぜったいにまたここに会いに来ようって思う。
周南ではライブ前に回天記念館へ。戦時中、人間魚雷「回天」の基地として使われていた場所。大津島という小さな島で、そこらで猫がのんびり日向ぼっこをしていて、基地の存在を知らなければとても穏やかな島だなぁと思った。太平洋戦争から終戦までの間、20歳前後の若者たちが敵艦に突撃していくための操縦訓練を繰り返しながら、最後、海へと出陣していく。帰り道はない。家族への手紙や遺書がいくつも展示されていました。言葉にならない虚しさを、忘れないように胸にしまう。海が綺麗だったなぁ。
周南riseからEtrangerちゃんとの旅の始まり。ど頭からかなり気合の入った地元のアーティストさんおふたりが出演してくださり、ピッコロ店長の愛を感じました。なかなかしぶとい女4人だったのでは。打ち上げでグルーヴが出来上がってからの店長の内カメ写真。リンさんもまた!
広島Cave-Beはドラマあり。去年、広島ライブの打ち上げ後出演者みんなで路上ライブをしたのだけれど、その時出会ったストリートミュージシャンがまさかのライブハウスデビューを果たしていて驚き。しかも路上の時はカバー曲のみだったのが全編オリジナルで挑んでいてグッときてしまった。そんなえさきくんも、ひとりで全国ツアーをまわりきった槙氏さんもかっこいい。広島の弾き語りシーンが盛り上がりそうな兆し!
出雲APOLLOはDNA GAINZというバンドとの出会い。彼らの様々な音楽への憧れやDNAを垣間見て、この先きっと彼らは彼らにしかできない音楽を自在に操っていくのだろうと未来をたのしみに思った。出雲のご縁の神さまとAPOLLOの酒神スッスーさまに感謝!
そして周南、広島、出雲と続いたEtrangerちゃんとの旅はここまで。彼女との出会いは今年の小倉FUSEでのライブ。歌声に衝撃を受けて、人間味に触れてさらに惹かれて、今ではだいすきな存在。単に音楽への強烈な憧れというだけでなく、言葉にできないたくさんの何かを心に秘めている、そんな不思議な声。新譜「FROM NOW」をリリースしたばかりで、音楽の世界、生きてる世界とこれからどんなふうに関わっていくのか、まだまだ未知数だけど、Etrangerちゃんが歌を紡いで、歌を歌えば、世界に良い振動が伝わっていくんじゃないかなぁ。と、確信する旅でした。
近いうちにRedemptionの曲たちについても記しておこうと思うのでまたー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?