Come Back Home 手ぬぐい 再販!
福島コットン手ぬぐい再販売開始しました!
そしてすでにご予約いただいていた方、発送準備も整ってきましたので近日中に発送いたします。お待たせしました...!
今回、福島コットンの生地との出会いからそこから形にするひとつひとつの作業を私自身が携わりました。イラスト、染め、プリント、アイロンがけして畳む作業、発送まで...。
そこまでする理由は色々あります。
まずは、アーティストグッズとはいえ生産者としてシンプルに良い物作りをしたいということ。
手作業での味わいやぬくもり、素材へのこだわりを感じてもらうことで、大切に使ってもらえるような物にしたいということ。
そして、これまでの大量生産消費社会の裏に存在する悪循環な仕組みに大きな疑問と懸念を抱いていること。
経済最優先ではなく少しずつでもエシカルな選択をしていきたいという思いが強くなったこと。
資本主義社会で生きてきた私たちは大量のものを作って商売をする時、利益をあげるために国外の安い原料を仕入れ、安い業者に発注しますが、その背景には低賃金での労働、環境問題の影がつきまといます。
安くて可愛いと思って購入する商品の制作過程を知ることは難しいです。でも、知ることが出来たら物を所有することへの意識ももっと変わると思うのです。
今回手ぬぐいをみんなに届けようと思い立ったのは、福島県いわき市で綿を有機栽培しているKitenさんの畑に訪問させてもらって、たくさんの生地に出会ったのがきっかけでした。去年のオリンピックの延期で手ぬぐいの納品がキャンセルになり在庫として置かれていて、これは!と思い買い取らせてもらったのです。
有機栽培の綿畑で収穫出来るのは年に一度、大量の製品を作るにはさらに広大な土地が必要です。そのため販売する手ぬぐいに使用しているのはインド、トルコのオーガニックコットンがほとんどで、福島のオーガニックコットンは10パーセント。とても貴重なものであることがわかります。
世界の多くの綿産地では大量の農薬を使用しています。化学肥料、除草剤、農薬の使用によって年に数回効率的に綿を収穫をすることができますが、その土地は徐々に本来の生態系を崩し、栽培している植物以外の植物が育たない貧しい土地になります。
虫も微生物もいなければ、それを食べる鳥も来ません。本来の自然の姿ではなく人が作りたいものに合わせた畑。
製品にする過程でも、化学染料による水質汚染、工場でのCO2の排出などで、自然環境への負担や周囲に住む人の健康被害などの影響も心配です。
私たちの経済は豊かになる反面、そこで働く人の生活も、自然環境も豊かにはなっていません。
丸い地球です。全て循環しています。
環境が病んでいれば、そこで生きている人も病気になります。感染症も増えてしまいます。もしかしたら自然災害という形で私たちの元にはね返ってきているのかもしれません。地球が自然治癒するために。東日本大震災からたくさんの被災現場に行かせてもらっていますが、被害はますます増えているように感じています。根本から変わらなければ悪循環は終わりません。
これまでの産業を否定しません。わたしもずっとそこにいて矛盾を抱えていました。今でもまだまだ。全くもって完全ではありません。
ただ、豊かな自然や資源、精神をこれからの世代に受け継ぐために出来ることを考えています。
手ぬぐい販売のお話をするには壮大になりすぎたかもしれないですが、、
なによりひとつひとつの作業がとても楽しく有意義だったので、純粋にそれを共有したい気持ちです◎
ご予約された方、手元に届くまであともう少しおまちください〜!そしてまだ残りがあるので気になるかたは是非!
手ぬぐいページも作りました!ここから販売ページいけます〜
Kitenさんのホームページです!
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