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3月

先月はずっと福島で過ごしていて雪が積もるくらいまだ寒くて。こっちに帰って来たら関東はもう桜も満開。季節の移り変わりにも、世の中の動きにも、心が追いつかないような、落ち着かないような。なんだかいろんなことがあった3月。わたしは今どんな歌が歌えるだろうか。そうこうしてるうちに気づいたら葉桜になってしまう。はじまりの4月、たのしむぞー、こつこつ作るぞー。: )

3月11日 SONG OF THE EARTH 2022

2022年3月11日、震災から11年。今年もこの日は福島で歌ってきました。イベント会場のJ ヴィレッジは、震災後しばらくは原発作業員のかたが出入りしてて一般の人が来れるような感じではなかったけれど、今ではもうサッカーチームが練習や試合で使っていたりと、本来の姿に戻りつつあるようにも見えました。富岡町の夜ノ森の桜並木は帰宅困難区域の立ち入り規制がまた一部緩和されて、バリケードの向こうに続いてたあの桜のトンネルを自由にくぐれるのだそう。福島の桜も今頃綺麗だろうな〜。
良いか悪いかは置いといて、ほんとうに様子が変わったように感じます。原発事故による汚染、廃棄物の問題は今の子供たちとそのあと何世代にも渡って負担を強いることは変わらない事実。でも今回福島に帰って感じたのはそんな苦悩や悲しみばかりではなくて、希望もありました。ジュンさんが開催してるシンポジウムに参加させてもらって、県内外のいろんな職業や企業のかた、大学生、輪になって福島の未来について話し合いました。これからの未来のためにできること、やるべきこと、いっぱいあるし、作り出せるんだなって思えた。不安や恐れからではなくて、喜びや希望から。

黙祷後の集合写真


20日は福島市Outlineにて平成4年会。シンガーソングライターのMANAMIちゃんにお誘いいただきました。MANAMIちゃんは高校生の時に知り合ってから、変わらずにずっと自分の歌を歌い続けていて可愛くてたくましい歌うたいです。
コロナが流行りだしてまだ間もない2020年の春に、ライブハウス支援のための配信ライブがあってMANAMIちゃんとOutlineの阿部さんと落ち着いたら一緒にライブしましょう!と画面越しに約束していて。2年経ってようやく実現できました。ありがとうございます!
そしてこのイベント、平成4年生まれのアーティスト、バンドが出演するというものだったのだけど、なぜか出演者に兄も!(バンドメンバーの中に平成4年生まれが。)
実は人生で初めて行ったライブハウスがOutlineで、しかも兄の学生の時のバンドのライブ。夢にも思わなかった兄弟共演がこの場所で叶ってなんだかうれしいような照れくさいような。みんなすごくいいライブしててなによりたのしそうでわたしもたのしかった。アットホームな1日でした。町で鳴ってる音楽、わたしは好きだな。みんなそこで生きてる感じがして。

3月20日 平成4年会 @Outline


23日はジョー横溝さんの呼びかけでウクライナ人道支援ライブ『PLAY FOR PEACE VOL.1』に出演してきました。
日々飛び込んでくるニュースに心苦しくなって、この戦争の悲しみや憎しみはいつ終わるのか、ひとりひとりに何が出来るのか、考えてもひとり悶々とするだけで。そんな時に先輩たちの演奏を聴いて話を聞いて、人と気持ちを共有すること、表明すること、話し合うことの大切さを再確認しました。急に呼び出されたことに文句を言いながらもちゃんと駆けつける先輩たちの人間愛!

期間限定のアーカイブはまだ観れるはず。ライブやトークと共に募金を呼びかけています。

目の前の生活や共に過ごす人との時間を大切にするように、遠く離れた場所に住む人たちの生活、命を支えることが出来るなら。ほんの1ミリでも。

3月23日 PLAY FOR PEACE


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