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いわきじゃんがら念仏踊り

やほー、夏本番な暑さ!

4月から始まったふくしまFMでのレギュラー番組「片平里菜Come Back Home」聞いてもらえていますでしょうか?繋がりのあるかたをゲストに迎えたり、メッセージを読んだり、今の想いを語ってみたり、わたしの活動の原点が見えてくるような内容になっています。
福島のFM局なので県外のかたは是非ラジコで、それぞれの場所でそれぞれのタイミングで聞いてください◎

さて、先週と今週の放送では磐城じゃんがら遊劇隊の鈴木崇弘さんにお越しいただきました。前回のnoteにも書いたように、磐城じゃんがら遊劇隊さんには去年に引き続き10周年記念イベントCome Back Homeにご出演いただきます。

Come Back Home 2022

イベントに向けて、そもそもいわきじゃんから念仏踊りとは?磐城じゃんがら遊劇隊とは?とても興味深い話を聞けたので、ここでもじゃんがらについて綴っていこうと思います。

いわきじゃんから念仏踊りは福島県いわき市を中心に400年以上続く郷土芸能。毎年8月13日から15日に、新盆を迎えるお宅の軒先やお庭を回り、太鼓と鉦を打ち鳴らし、念仏を唱え歌い踊ります。現代では、亡くなられたかたの供養がメインの念仏踊りとして受け継がれていますが、江戸時代ではお盆だけでなく冠婚葬祭で人が集まればじゃんがらを踊り、今よりももっと身近に親しまれていたようです。

円をえがくようにぐるぐると回るその方向にも意味が込められていて、はじめに反時計回り、そのあとに正時計回りに回ります。反時計回りの時は過去へと遡りながら故人を思い出し弔う時間、そして正時計回りになり現在に時間が再生すると、遺族を慰め励ます時間になります。回りながら鉦を打ち鳴らすことについて「鉦を打つ、とは言わず、鉦を切るって言うんですよ。未練を切るために、鉦を切る。」そうおっしゃっていたのが印象的でした。鉦の音が胸を打ち、未練を切り、太鼓は命を鼓舞する。摺り足、手は空を仰ぎ、合掌、鎮魂の舞い。それぞれの音や動作にどんな意味や思いが込められているのか興味がわきます。

そして歌も魅力のひとつ。南無阿弥陀仏が歌になり、「アハーハーオーホーホー」と笑い声が歌になり、地域ごとに歌われる内容も違ってくるんだとか。去年はわたしの周年を祝って「夏の夜」で替え歌をしてくださり、さらにわたしに提灯を持たせてくださり、踊りにも参加させてもらったりと。
伝統芸能を修練した方々の真剣な演舞に、わたしが混ざっていいものなのか?そんな疑問とは裏腹に、鈴木さんから、一緒に踊りましょう!とむしろ気さくにお声がけいだたきました。
今日のラジオでの鈴木さんの締めくくりの言葉。「歌える命がある人は歌わなきゃいけないし、踊れる命がある人は踊らなきゃいけない。元気でいることが亡くなった人たちへの供養。」

なので、今年のCome Back Homeはよかったらみんなもじゃんがら一緒に踊りましょう!そう、たのしく。参加したいかたは動きやすい格好でどうぞ〜。

提灯を持っているかたが鈴木さん
磐城じゃんがら遊劇隊


そして本日発表になりました!

わたしのステージにOAUのKAKUEIさんが来てくださいます!
パーカッションで楽曲を彩ってもらうことになりました!

じゃんがらも、わたしのライブも、おたのしみに!!


【猪苗代〜会場のシャトルバスの案内について。】

【猪苗代野外音楽堂HP 詳細はこちらから】


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