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解放のレイヤー

明日はいよいよアルバム「Redemption」の発売日。
店着日の今日、すでに手にしたかたもいると思います。
明日の19時からはのんびりインスタライブでもしながらアルバムについて深掘りしていこうと思うので、興味のあるかたは是非!もう聴いてくれたかたがいれば感想もたのしみにしているし、疑問質問もご自由にどうぞ!(荒らしのかたはご遠慮願います。)

サブスク配信が主流になり、届け方も聴き方もとても自由になりました。
みんなは普段、どんなふうに音楽に触れている?わたしはサブスクでジャンルや時代関係なく聴き漁ることもあるし、気に入ったらレコードを買ったりもします。

そんなわたしのアルバムは今回、CDパッケージにすることにもこだわりました。物の価値を再発見をしたいし、なによりアートワークを楽しんでもらいたいから。

なので、RedemptionのCDジャケとアートワークについて、ほんのすこし。

これはわたし自身の"救い"や"魂の解放"を手伝ってくれた物たちで構成したコラージュ作品。

例えば、
何も描かれていない真っ白なキャンバス生地
ページを埋め尽くすほどに書きなぐった日記
誰に見せるためでもなく没頭して描いた絵
心に栄養を与えてくれた本や詩集の言葉
おもむくままに歩き回った旅先でのパンフレットやチケット、写真、、

制作場所の福島の(双葉郡浪江)浜辺に、それらを広げて。いくつもレイヤーを重ねて。少し焦がしてみたり、やぶったり丸めたり、絵の具やコーヒーをかけたりもしました。砂浜に流れ着いた流木、ブイやペットボトル、いろんなゴミたちもコラージュの一部になりました。そして、砂に埋もれて風化し、流動していく物たちの行方をひたすらに写真におさめました。
自分の魂が何によって解放され救われてきたか、今まで自分の深層に重ねてきたレイヤーを表面化する。とても面白い制作でした。だってあの時の日記や旅の写真を、こんなふうに使うときが来るとは!

焼く。ぐしゃぐしゃにする。
拾う
どんな旅をしてきただろう?
撮影

最後に、福島の海と朝焼け。とんでもなく綺麗だった〜。
なんとこの制作の前々日は、福一のALPS処理水の海洋放流が始まったタイミングで。汚したり、壊したり。それでもまだ地球はこんなにも綺麗な景色をわたしたちに見せてくれるし、人間にもまだ少し救いようがあるのかもしれない。そう思えたひとときでした。

音楽を耳で聴くだけでなく、アートワークを楽しみたいかたには是非CDも手にとってもらいたいです。数量限定生産なのでその1枚がいつか特別なものになることも期待して。リリースしたらすぐツアーが始まって直接手渡せる機会があるのも嬉しいな◎

いつもありがとう!

また明日!

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