マガジンのカバー画像

スタッフコラム

9
カタリバは首都圏だけでなく、岩手県や島根県にも拠点を構え、そしてオンラインという形でも多くのスタッフが子ども支援に携わっています。最前線で子どもたちと接しているスタッフは、日々何…
運営しているクリエイター

#第3の居場所

中高生が“自分らしくいられる”居場所。そこに込める想いとは

東京都文京区にある、中高生の秘密基地「b-lab」。私は現在大学4年生で、学生スタッフとして運営に携わっています。b-labでは中高生が日々ゲームやおしゃべりをしたり、ダンスやバンドの練習をしたり、勉強をしたり......自分らしい過ごし方をする光景が広がっています。 そんな自分らしさを表現できるb-labで立ち上げられている、b-labサークル(以下:サークル)。サークルは中高生同士が「好き」でつながる居場所であり、自分の「やってみたい」を表現できる機会でもあるコミュニテ

教員だった僕にとっての「ナナメの関係」

僕は今、不登校の子たちをオンラインで支援する仕事をしている。過去、教員として中高一貫校で働いていたときには、教員は “教える立場” 、子どもとはタテの関係を築くもの だと無意識に思っていた。 けれど、カタリバで子どもたちと関わる中で、彼らには「タテ」だけじゃなく、ときに「ヨコ」や「ナナメ」の関係も求められていると思うようになった。(ナナメの関係とは、「タテの関係(親や先生など)」でも「ヨコの関係(同世代の友人)」でもない、それらとは違った角度から本音で対話できる、利害関係の