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「 水曜日は、綿糸語り。 No.7 」

こんにちは。片ポケです。
平日にジージャンの事を書いてる人です。
そろそろこの"平日記事"以外にも
耳寄り、もしくは、耳が痛くなる記事を執筆しようか、と考えているところです。

水曜日は、綿糸語り。


おまえの綿糸の話は飽きた、という方は、
どうぞご退席下さい。

いつから、そんなに綿糸を重視するようになったんだい???おれ。

昔の古着屋でのことは以前お話しましたが、
"綿糸の素晴らしさ"を知りつつもそんなに意識してない時代を経て、
今の自分がいます。

LVC(levi'sの復刻)と、日本の模造品の違いは何か???

それは、綿糸かそれ以外かの違いでした。

※バレンシア製とその時期の日本製の話です。
※もちろん他の部分もたくさんありますが。

それで私は思い込んでしまったんです。

日本の模造品は綿糸だから安心。と。


ここから、私は綿糸の事はそんなに気にしなくなりました。

色々なジージャンを手に入れては穿いたり、観察したりして楽しんでいました。

その中で、日本の模造品でも、"昔"と呼んでいいぐらいのものは、
levi's復刻と同レベルで化学繊維のものも結構ありました。

生地は凝ってるけど、糸は化学繊維。
その頃はしょうがないのかなぁ。

そのように腑に落としてました。

まじかぁ、と思いながらも 資料価値/史料価値 と思ったものは残してますね。
そうでもないものはあげちゃったり。

自分のコレクションルールは1stっぽければ何でもいい、とは言わないまでも、
割とウェルカムだったのが、
そうでなくなりましたね~。

その頃にお別れしたジージャン達は元気かなぁ。笑っ

で、戻りますが、

いつから綿糸を重視するようになったんだい?→最近かな。


最近ですね。
ここ5年くらいです。

1stが流行って、どこからも1st的なジャクケットがリリースされるようになってですね。

きっかけは、ボタンホールかな。


ボタンホールがキラキラしてる、って気づいて。
噓でしょ!って飛び上がりましたよ!

そうなったら、家にあるジージャン全部点検ですよ。

意外と2000年代から
ボタンホールは、コアヤーン、化学繊維のとこはあったんです。

ボタンホール、股は壊れるって結構聞いてたんで。
※ちなみにこの時期はズボンを穿いてなかったので、
 股が壊れるとか味わったことは無かったです。
 ジージャンでボタンホールは壊れたことないかな。
 ズボン穿くようになったのは、ここ10年くらいです。

ボタンホールは、ちょっと理解できるんですよ。
たぶん、ズボンの方で化学繊維だから、
わざわざジャクケットだけ綿糸ってやらないでしょ。

という事で2000年代はボタンホールは意外とやってる。


という認識を持ったわけです。

じゃあ、そのブランドは最初っからボタンホール化学繊維なのか???
って調べたくなってちょっと気になれば片っ端から買って確かめる、と。

そうすると、いつまでが綿糸で、いつから化学繊維になったのか、
みたいなのが分かってくるんです。

だったら、綿糸の頃のがおれはいいな。とか思ったり。
欲しい人がいたら、○○が○○になってからのはやめた方が良い、とか言ったりした。

あ、また戻ります。

ボタンホールは割と昔からなのは、受け入れるしかないとして、
縫い糸も化学繊維というのも、意外とあるんです。

あれから20年経って、綿糸の風合いを求めるより、
強度があって、長く穿けた方が商品としては、
喜ばれるようになった、という事なのかもしれませんが。

2000年代であれば、綿糸は普通でも、現代では、
日本の模造品でも綿糸は貴重なのではないかと思います。

もちろん、元となる506XXが綿糸だから、の話です。

例えばズボンで、66を元ネタにしてる、とか、
元ネタの無いオリジナル路線、なら
化学繊維なのは、普通です。

ですが、原価の面でも、
わざわざ綿糸で作るよりも、
化学繊維を使って、縫製レベルも下げて作るほうが、
コストはかなり安くなるでしょう。

と、いうことで、
ボタンホールも含め、縫いも綿糸なジージャンは、
はっきり言って、

貴重です。


愛着を持って穿きましょう!

今日はこれまで。






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