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GKセンスを高めたらGK2全振りノイアーにGK性能評価で勝てるのか検証してみた。

今回も先日から続いておりますGK性能評価についてです。

前回ディフレクティング数値とGK性能について検証したところ,GK2全振りノイアーが依然として性能評価1位という結果を報告しました。

復習しておきますと,結果は以下の通りでした。

  • 10試合やってもGK性能がディフレクティング数値順になるとは限らない

  • ディフレクティング93以上は別次元だが88~92はそこまで差がない
    →最低でも88はほしい

  • クリアリング数値は86以上あると安全

ここで気になったことがありまして,ディフレクティング数値を90~92で止めたとして,残りのタレントポイントをGK1(GKセンス,ジャンプ)に振ったらGK2全振りノイアーに勝てるのかという疑問がわきました。

そこで今回はこちらのノイアーを作ってみました。

評価対象①ノイアー93(GKセンス79)←GK2全振りノイアー
評価対象②ノイアー92(GKセンス84)
評価対象③ノイアー90(GKセンス87)

今回はこの3名のノイアーを評価した結果を報告します。

評価方法

評価パラメータ

スタッツから相手シュート本数に対して何本セーブできたかという『セーブ率』と枠内シュートが何本失点になったかという『枠内シュート失点率』の二つを以下の式で計算しました。

セーブ率=セーブ数/相手シュート本数
枠内シュート失点率=失点数/(相手)枠内シュート数

上記二つのパラメータを使ってGK性能ということで以下の式で計算しました。セーブ率が高いほど,また枠内シュートが失点になる数が少ないほどより性能のよいGKと定義されます。

GK性能=セーブ率/枠内シュート失点率

集計方法について

これまでの5試合平均だと対戦相手によっては大量失点をくらいGK性能が大きく差がついてしまう懸念があったので,試合数を10試合に増やしてGK性能の平均を集計しました。(10試合の中で同じチームと対戦した場合はその試合の平均値を算出しました。)

評価結果

結果は以下の通りです。

1位:ノイアー93(GKセンス79)GK性能:1.50
2位:ノイアー92(GKセンス84)GK性能:1.44
3位:ノイアー90(GKセンス87)GK性能:1.31

ノイアーなんとGK2全振りノイアー(ノイアー93(GKセンス79))がここでも1位でした。ノイアー92(GKセンス84)が僅差での2位という結果を見ると,GKセンスは84もあれば十分ということも言えるのではないでしょうか。試合での挙動を見る限りGKセンスの影響と思われるところはそんなに感じなかったので,GK性能は本当にディフレクティング依存なのかもしれません。

3位_ノイアー90(GKセンス87)GK性能:1.31
2位_ノイアー92(GKセンス84)GK性能:1.44
ノイアー93(GKセンス79)GK性能:1.50

GK2が高いことによるメリット

ディフレクティング数値が高いとどんな挙動になるか簡単な違いについて言うと、セービング範囲が広くなるという説明通り、それまで届かなかったボールに手が届くようになります。当然ギリギリのセービングになるためボールを弾くケースが出てきます。

そこで重要なのがクリアリングの数値になります。GK2を高めるとディフレクティングとクリアリングがともに上昇するので、セービング範囲が広くなるとともに弾いたとしても安全な方向に弾くようになります。

eFootball2023では弾いたところが運悪く敵の前にという場面がよくあるので、GK2を高めておくことでそれを防ぐことができます。

GK1の高さのGK性能評価への影響

試合での挙動を見る限り、相手シュートを弾いた時に体勢が崩れてからの復帰が早い気がしました。ただコンカやミドルシュートがいいところに飛ぶと反応がいくら高くても決められてしまう印象を受けました。

またGK1を高めるとGKセンスとともにジャンプ数値も高くなりますが、ジャンプ数値の高さはセービングに対しての影響は低く、どちらかと言うとハイボール処理に影響するのではと考えています。

これは仮説ですが、ハイボール処理時の安定度が身長+ジャンプ数値の高さで決まるのであれば、ノイアー90(GKセンス87)が、

193cm+82(cm飛ぶ?)=275
(おそらく82×数%の補正がジャンプ力になると思われる)

で1番数値が高く安定度が高くなると予想されます。なのでGK1を高める理由としてはGKセンスを高めるというよりもジャンプ力を強化する意味合いの方が高いのではと考えています。

GK3(キャッチング、コラプシング)へのポイントはどうする?

ではGK3へはポイント振らなくていいのかというと、極論振らなくていいと考えています。今回評価したノイアーのキャッチング数値はいずれも74で、ぱっと見不安な高さだと思います。しかしながら、試合で全然ボールをキャッチしないかと言われればそうでもないし、むしろ弾いても仕方ないようなケースの方が多く、キャッチしないことが気になることはありませんでした。

また、コラプシングは近距離からのシュートに対する精度に影響しますが、ぶっちゃけ近くからシュート打たれたらどんなに数値が高くても決められると考えています。それ以上にバイタルエリア付近からのシュートを打たれるケースの方が現実的だし、そこからのシュートに対する反応はコラプシングよりもディフレクティングの方が効いてくると思います。

これらの観点からGK3を高める必要がないと考えます。

結論

以下に検証結果をまとめます。

  • 余ったTPをGKセンスに振ったとしてもGK2全振りノイアーの性能に勝てない

  • GKセンスの高さよりもジャンプ力を上げた方が試合での恩恵が大きい

  • セービング範囲が広ければキャッチングが低くても問題ない

  • コラプシング高めたところで近距離はなかなか止められない

次回はこれまでの評価に基づいておすすめのGK育成理論について書きたいと思います!こうご期待!


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