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- 第7回『羨ましいと私のダサい。』 -


羨ましい という感情とどう接することができるか。

私は、羨ましいをなるべく別の感情に
変形させようと努力してきた。
それが正しいのかは知らない。

羨ましい、を人はどのように表現するのだろうか。
何が言いたげな顔をしてみるとか、
うらやま~!ってノリに見せかけて言ってみるとか、
妬み嫉みに変形させて嫌ってみるとか、
もういいやと諦めて自分の中で押し殺すとか。
まあいろいろあると思うし、
多分自分の羨ましいに気づけていない人、事は
多いと思う、私も含めて。

きっと人間は、それでは満足しない。
当たり前に、羨ましいが強ければ強いほど。
ちなみに、羨ましいとは:
他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと
願うさま。また、他人を妬ましく思うさま。

まあ言葉より人間の方がこの感情に詳しい。
経験に勝るものは無い。私は唱え続けている。
その経験は苦い?甘い?嫌い?好み?愛おしい?
素敵?美しい?醜い?汚らわしい?
私、今感じている羨ましいは、なんだか愛おしい。
理由は馬鹿みたいだから。
それと、恥とプライドを捨てきれない自分に
絶妙に生ぬるいダサさを感じるから。
私には尊敬する人が沢山いるし、
大好きで素晴らしい、本当に感動する音楽を
創って鳴らす人たちに本当に憧れているんだけど、
その人たちに羨ましいって思ったことはない
なぜなら思うだけ無駄すぎるのと、
そんな行動力無いし、表現力又は実力も無い、
羨ましいなんて痴がましいから。
羨ましいって思っている時点で、
きっとその人となにか共通する部分があったり、
その人より秀でている何かを自分が持っていたりして、
なんだかんだいい戦友になれるんだと思う。
そんなやつに対する気持ちが、
羨ましいであってたまるか。


なんでも羨ましいになり得るんだよ、
だからしょうがない。だけど、
羨ましいから嫌うのか
羨ましいのはと自分を卑下するのか
羨ましいと尊敬するのか、
これはきっと個人が持つステータスで分かれる。
美しいと思う事は人それぞれで、
羨ましいもまた、そのうちの一つだ。
そして私は、羨ましいからアイツが嫌い なんて
死ぬほどダサいと思うし、しょうもないと思う。
私には正解なんて分からないけど、
でもだからこそ、常にアンテナを張って
ダサいと思うことはしない、
かっこいいと思うことを追いかけて
常に自分の好きを大切に飾るんだ!

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