見出し画像

縁の下の力持ち

世の中には決してスポットライトが当たらない場所でスポットライトが役者に良く当たるようにと必死に働く人がいます。

役者の方々はその方々のおかげでいつも以上に舞台上で一際輝きます。しかしその舞台裏で駆けずり回った一般人の方に注目、賞賛が浴びせられることはいつの時代もない。

GWの最終日は朝から生憎の天気でしたが自分は選手とスタッフと共に天皇杯の県予選決勝の運営お手伝いに行ってきました。

濃い霧で視界が悪いと思ったら、いきなり強風と大雨が降ったりと言う天気の中でしたが準備は着々と進み11時の来場開始前に無事終えた。

正直に言う。
やりたいか、やりたくないかで言えばやりたくない。多分みんなそう。

でも誰かがやらなきゃ試合は出来ない。
そして普段から大変お世話になっている田村さん、ミチユキさんが取りまとめる東部サッカー協会さんの管轄とあれば行かないと言う選択肢はなかった。

自分たちは一仕事終えて控室でお弁当が配られ他のスタッフの方々と食べていた。すると大雨の中、カッパも着ずにピッチの上を忙しそうに走る男性がいた。田村さんだ。

さっきまでタッチラインでピッチインスペクションに帯同してたはずなのに次の瞬間にはセンターラインで作業している。しかもずぶ濡れで。そもそも朝からずっと俺たちと設営やってたしきっとご飯も食べてない。

田村さんには設立時からずっとお世話になっていて、時には厳しい指導も受けてきました。でもそれはこれだけ責任感が強く、周囲からも信頼されてる人だからこそ。

審判をやったり、駿河湾リーグの日程調整、グランド確保、スルガカップの運営など本当にこの人ちゃんと休んでるかなってこちらが心配になるほど。

みちゆきさんも。普段からとても面白くて、優しく、子供たちの指導も長年愛を持ってされている。ミチさんの周りにはいつも人が沢山いて、誰からも愛されてる。

こんなこと言ったらお二方に怒られますが、決して若くはない。試合中もずっと担架の補佐やスタッフの方々への言葉がけをしていて、試合後には大雨でかなり重くなった人工芝を疲れた顔見せず率先して引っ張りあげる。

それでも彼らが褒め称えられることはない。なぜならお二人とも自分たちがやってる事を決してアピールせず、むしろ僕がいくら言ってもいつも謙遜し徹底的に裏方にいる。

でも事実彼らがいて初めて駿河湾リーグが成り立ち、彼らだから助けたいと言う人たちがあの土砂降りの愛鷹に集まったのだと思います。

自分なんかがこんな事発信したところで何万人に届くわけでもないですがたった数人でも知ってもらえたらと思います。

そして僕たちもそう。普段当たり前のようにサッカーをやらせてもらっているけどその影で本当に多くの方々の理解と協力がある事を忘れてはいけないし、知らなくてはいけない。

みちゆきさん、田村さん
いつも本当に有難うございます!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?