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感謝の気持ちを込めて、家族四人で月に一度のお務めに参加したよ

「家族総出で街に入り込む」
これは僕がまちづくりに関わらせていただくなかで見出した方法論のようなもの。色んな意味で、僕に取ってはこのやり方が一番しっくりくると感じている。

魚町サンロード商店街は小倉のまちの中心部に位置する商店街の1つ。
僕がいまの学部での仕事をはじめた15年前、学生たちの活動拠点としてご縁をいただいたのがこの場所。
そして、この街との関わり方が劇的に変わるきっかけをくれたのが、小倉祇園太鼓鳥四チームへの参加だ。
このサンロード、古くは鳥町筋という名称で、現在の住居表示になる前は鳥町四丁目であったこともあり、現在でも鳥町四丁目町内会という活動組織も商店街組織とは別に残っている。だから、街の伝統行事である小倉祇園太鼓には鳥町四丁目として参加している。

で、街の皆さんに誘っていただき、小倉祇園太鼓にはじめて参加させてもらったのが、おそらく2012年くらいのこと。最初の年は僕だけ参加したんだけど、次の年からは息子たちも連れて参加することになった。そうすると嫁さんも自動的に参加することになり、家族全員でお世話になることに。
小倉祇園のことについては、またどこかで書ければと思うけど、この祭りに家族総出で参加するようになってから、この街の見え方だったり、人との関わりだったりが大きく変わったと同時に、おそらく街の皆さんから見た僕らっていうのも変化したんじゃないかと思う。つまり、街との関係性が変わったってこと。一番わかりやすい表現をすると、身内になったって感じかな。

加えて、当時は、それと並行して、北九州家守舎としても、リノベーションまちづくり関連で色々とやり始めていたタイミングでもあったから、大学、まちづくり会社、家族という色んなシーンでお世話になっていたことになる。

そのおかげで、小倉祇園以外にも、このサンロードを舞台に行われる様々な季節行事やイベントなどに、家族で参加させていただく機会がたくさんあった。そのことは、息子たちの成長プロセスにとっては、とても大きなことだったと思っている。
普通の小中学生にとっての大人との接点といえば、学校の先生、友人の親御さん、近所の方々くらいだろうけど、彼らの場合は小さな頃からたくさんの大人の方やお兄ちゃんお姉ちゃんと接する機会があった。小倉祇園メンバー、家守舎メンバー、この街のビジネスオーナーのみなさん、リノベ関連で全国から集まった様々な分野のプロの方々など。そして、このサンロードが、自宅周辺以外のもう一つのホームグラウンドになっていた。
まさに、たくさんの方々に見守られながら育てていただいた感じ。
これほどありがたいことはないと思う。本当に感謝しかない。

そんな息子たちだけど、この春にはそれぞれ県外へと巣立っていくことが確定している。
だからこそ、これまでの感謝の気持ちを表すため、今日は月に一度のお務めである通りのお掃除に家族全員で参加した次第。

掃除が終わった後も、日頃からお世話になっている皆さんと、しばらく色んな話ができて、すごく楽しかったなw

「祇園の時は絶対帰ってこいよ!」
って言われて、照れくさそうにしつつも、しっかり頷いている息子たちを見て、なんだか安心した。

そして、それを抜きにしても、この十数年の蓄積こそが、彼らにとっての原風景でもあり、それこそが、この街に戻ってくる大きな理由になるんだろうなって思っている。

鳥四最高!
みなさん、息子たちを育ててくださり、ありがとうございました!
これからも、よろしくおねがいいたします!


ということで、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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