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【地創の話】1年生向け自己の探求プログラムを終えて

今回は僕が仕事をしている北九州市立大学地域創生学群のお話を。
一昨日から2日間、ラーニングバリューさんによる1年生向け「自己の探求プログラム」を実施した。
このプログラムは、地域創生学群が開設した2009年度から毎年のように1年生全員を対象として年度末に実施していた。毎回、学生の皆さんにとって凄くインパクトのある研修で、大きな学びが得られることから、大変好評だったものの、学部の事情で5-6年前から実施できない状況が続いていた。
しかし、今年は希望者のみエントリーしてもらった上での参加とはいえ、久しぶりに実施することができた。

プログラムの内容について書くことはできないけど、このプログラムを再開させるための議論や事前準備、プログラム会場でのコミュニケーション、懇親会での議論等を通じて感じたことがある。

同じ方向を向いている違う特性を持った熱量高い仲間とのコミュニケーションは面白いっていうことを。

ここ最近は次年度に向けた各種準備も佳境を迎えており、新たな方法を試すべく、前向きなスタンスで議論をする機会が多い状況にあった。そこに参加しているメンバーは、皆同じ方向を向いているので、発言の前提条件は基本一致している。だからこそ話が早い。「なければつくればよい」「初年次教育は超重要」「学生の成長」「大学と地域との関係性を変える」「0.3歩先を」など、ひとことで互いにすぐ意図が理解できる感じ。
またその一方で、これまでのキャリアもバラバラだし、タイプや得意分野も異なるから、それぞれの発言がとても参考になるし、考え方の幅も広がる感じがしていた。
それは、根底に互いが互いの考えを尊重しようという意識があるからだと思っている。

プログラムを見学しながら、学生たちの様子をみつつ、そんなことを考えていたところ、2日目の最後にはプログラムの会場で学生たちを見守っていた教員からも、学生たちにそれぞれひとこと話すことになったので、僕はこんなことを話した。

2日間お疲れ様でした。
それぞれが大きな収穫を得られたようで、本当に良かったですね。
僕自身もこのプログラムを通じて同僚の先生方と色んなコミュニケーションがとれたし、昨夜の懇親会で熱く語り合うなかで、やっぱり間違ってなかったんだなってことが実感できたので、すごく良かったと思っています。

今回みなさんは、自らの意思で手を挙げ、この研修に参加しました。
そうして春休みの2日間をこの研修に捧げたからこそ、大きな収穫が得られたわけです。そんなふうに、思い切って挑戦してみる、飛び込んでみることで様々な可能性が広がるっていうことが実感できたと思うので、今後も、そうやって常に一歩踏みだす姿勢の大切さを忘れないでほしいと思います。

あと、今回のようなプログラムを提供してくださったラーニングバリューさんへの感謝はもちろんですが、それを通してこれだけの熱量高い活気ある場の雰囲気を生み出すことができる地域創生学群という環境に感謝しましょう。そして、今後もこの恵まれた環境を使い倒し、最大限に活かして、自分自身の成長に繋げて欲しいと思います。

という具合。

今回のプログラム、もちろん学生たちの成長のために実施しているんだけど、実は僕ら教員にとっての収穫の方が色んな意味で大きいと思っている。
だからこそ、僕自身もこの環境に感謝しているし、今後もこの環境を維持・進化させられるよう頑張りたい。

ということで、今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!

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