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日刀保の会員特典

日本美術刀剣保存協会の会員というものがあります。
年会費を12000円(初回は入会金も+1000円)払う事で、誰でもなる事が出来るのですが、会員になるとどんな特典があるのでしょうか?
4つ紹介します。
因みに会員になると以下のような会員証がもらえます。

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①会員特典

・「刀剣美術」という刀冊子が毎月届く

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毎回名刀鑑賞と題して実寸の押形が付いています。とても良い。

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(「刀剣美術 令和三年9月号」より)

内容は研究論文が載っていたり定例鑑賞会で出た刀の解説が載っていたりと結構マニアックですが、昨年位から初心者向けに寒山刀剣教室というコラムが始まりました。(但しこれは寒山刀剣教室という本の内容が書いてあるだけなので、そちらを買えば読めます)

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(「刀剣美術 令和三年9月号」より)

因みに刀剣美術自体も刀剣博物館に行けば売っているので、会員でなくても買う事が出来ます。
なので特典としては毎月必ず届くという所でしょうか。
「刀剣美術」個人的にはこれが一番魅力的な特典です。


・刀剣博物館の展示室入館料割引

1000円→700円になります。
正直ほぼ変わらずあまり魅力的ではありません。
以下を見ても会員で展示を見に来ている人の売上など殆ど無いのでいっそタダにして会員特典の魅力を上げて会員数を増やした方が協会に入るお金も多くなるのではないか?(そもそも都内に出てこれる距離の人で無いと展示会見に来れませんし)と個人的には思ってしまうのですが、野暮な考えかもしれない。

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(「刀剣美術 令和三年9月号」より)

・本部刀鑑賞会への参加費割引

刀剣博物館で毎月1回行われている刀鑑賞会の参加費が、3000円→2000円になります。(まぁ無いよりは有難いですが…)
ある意味会員で無くても3000円払えば鑑賞会に参加できるということです。(事前にマナー講座の受講をする必要あり)

・審査料金割引

刀や刀装具の審査料金が保存や特保の審査であれば2000円~4000円割引、重要や特重審査であれば20000円程割引になります。
審査に出す回数が多い人、もしくは重要や特重審査に出す人であれば魅力的ですが、普段審査に出さない個人であればあまりメリットはなさそうです。(詳しい金額についてはこちらご覧ください。)


②会員になるには

以下に詳しく書いてあります。

簡単に言えば、入会申込書とお金を提出すれば会員になれるのですが、これが意外に厄介。

まず入会申込書はフォーマットを印刷(←ハードル高い)して郵送する(←ハードル高い)必要があります。
合わせて入会金と年会費を現金書留もしくは郵便振替で送金しなければなりません。(←ハードル高い)

ネットでの入力&登録に慣れた私には入会までのハードルが多すぎ挫折します。
他には各都道府県の支部で入会手続きを代理でしてもらうという方法があります。
これが手続き的には一番楽ですが、支部探しから始めないといけないので、そもそもハードルがかなり高く労力も必要な事でしょう。


③終わりに

会員特典はまとめると以下になります。

・「刀剣美術」という刀冊子が毎月届く
・刀剣博物館の展示室入館料割引1000円→700円
・本部刀鑑賞会への参加費割引3000円→2000円
・審査料金割引2000円~20000円

うーん、年会費12000円払って会員である必要は現状ないかな…?
あくまで私の場合ですが。。


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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