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中立というスタンス

刀業界に携わる様々な方と話していると想像以上に「派閥」がある事に驚かされます。
それは企業、職人、その他団体など様々なところに存在しているようです。
私の知らない所にはもっと多くある事でしょう。
そして思わぬところで複雑に入り組んでいたりします。
仲が良い所もあれば対立している所もある。
そしてこの派閥は今に始まったものではなく、結構昔から続いていたりするそうです。昔から対立している場合は利害関係から来るのか、はたまた何かのいざこざによるのか、トップの人同士が仲が悪くなっているケースが多いらしい。
新しく入った人からすれば特に嫌な思いをしているわけではないけど、上が絡むなと言えば関係を持つことはなかなか出来ない。
これは普通の会社でも同じこと。トップではない社員の人が企業間の関係修復を図るなど簡単に出来る事ではない。
ましてや上にいる人の影響力が強かったりすると、その人の言動で下の人が振り回される事があります。
例えばAとBという団体があり、ABそれぞれトップの人同士が仲悪かった場合、其々の下の人にはそれぞれの悪口が吹き込まれているかもしれない。
その悪口を一方的に信じてしまえば後の時代も溝は深まるばかり。
もしかしたらAとBで手を取り合って協力した方が今後の業界や愛刀家の未来の為には良いかもしれないがその機会を逸する。

今あるパイを狭い中で取り合うのでは無く、新たな拡がりを協力して作っていく方が有意義だと思うのは私だけではないはず。
模索している人は日々夢中で模索していると思います。
それがまだ業界で発信力が無い人の場合、行動に移そうとしても上からの反対に遭いなかなか前に進めない。
有効性を論理的に説明しても上の人が感情的な人であれば、全く無意味。
人間反対され続ければ段々抗おうとする体力も無くなってきます。
それは凄く辛い事ですよね。



・私は中立スタンス

私はというと愛刀家歴としても浅く、刀展示ケース作りにしても元からそういった仕事があったわけでは無く、ただ刀を部屋に綺麗に飾りたいと思ったのがきっかけで始めた事です。
なので現時点でどこか特定の派閥に属するなどはしていません。
そして今後もするつもりはありません。
いわゆる中立のスタンス。
(日刀保横浜支部や刀ネコなどには参加していますが、これは派閥とは違います。この記事で書いてる派閥とは、〇〇と関わっているから●●とは関わってはいけない、というようなもっと堅いものを指します。ちょっと分かりづらい表現かもしれませんがこの位のニュアンスで)

私個人としては純粋に刀を楽しめる環境に身を置き続ける事が出来ればそれで満足です。
起業や職人、団体などの派閥同士のゴタゴタの中には入りたくはないですし、巻き込まれたくもない。
いつどんな時も中立でいたいです。
刀を綺麗に飾りたいという人がいれば、その人がどんな派閥に属してようが私には関係ないことで、その人の為に全力でケースを作りたいと思っています。(明らかに事件の香りがするなどやばそうな人は別として)

仕事のスタンスとしては基本的に来るもの拒まず、去る者追わず、やばそうな人とは距離を取りながら、真面目な人との付き合いは深く、のスタイル。
ケースを依頼してくれた方とは長いお付き合いをしていきたいし、刀の鑑賞会などをして愛刀を見せ合い語らうのも楽しいかもしれない。

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・終わりに

甘い戯言かもしれませんが、新たな拡がりを作っていけるように自分に出来ること(「刀とくらす」というライフスタイルの提案)に注力していきたいです。
そしてどこの派閥にも入らず、ただただ刀について楽しく話せる環境作りを自分なりに作っていきたいものです。
というよりも私の場合は派閥に属していない分、好き放題出来るのが強みだと思うので、日本刀文化を破壊する事なくこれからも自分なりに考えて世界に向けて日本刀文化を発信していきたいと思います。

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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