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なんか出てきた鐔

なんか出てきた鐔、という意味の分からないタイトルになってしまったが、部屋の片づけをしていた時に「なんか出てきた」のでそのようなタイトルにしてみた。
それが以下の短刀鐔。恐らく素銅だろうか。

縦57㎜、横52㎜ほど
厚み3㎜

家紋散らし、というよりは季節の花を散らしているように見える。
例えば以下は梅だろうか。
桔梗にしては花びらが丸すぎる気がする。

梅だろうか

以下の「特別展 金工 美濃彫」を参考にすると、桔梗であれば以下の様にデザインされるようである。

「特別展 金工 美濃彫」より

一方以下は桔梗にも見えるが、花弁が8枚あるのでもしかすると菊など別の花かもしれない。ただし菊なら先が尖らないような気もし、これは何か良くわからない。

菊?


以下は花菱草、もしくは花菱紋にも見えなくもない。

花菱紋
(画像出典:川喜金物



この鐔はたしか別の鐔を買った際におまけ的な感じで付いてきた鐔だっただろうか。あまり見ずに奥にしまっていた。
雰囲気的にはそこまで古い鐔ではなく上がっても江戸時代だろう。
1万円以下で手に入るような鐔だろうが、意外と艶やかでこれはこれで面白いな、と。
黒鞘や朱鞘などについていそうですね。




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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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