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刀工について

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#長曽祢興里

石燈篭切虎徹

石燈篭切虎徹

(※今回の内容はこちらのwikiを参考に書いています)

研師で刀剣学者として活躍していた本阿弥光遜氏によれば、虎徹の中でも最も著名な刀とされる虎徹が今回紹介する「石燈篭切虎徹」です。
歴史小説「新選組血風録(著:司馬遼太郎)」の中でもこの刀が紹介されているようです。

(画像出典:日本刀大百科事典 著:福永酔剣)

①号の由来この刀の注文主は寛文延宝の頃の「久貝因幡守(旗本)」とされる人であるが

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「虎徹を見たら偽物と思え」は本当なのか?

「虎徹を見たら偽物と思え」は本当なのか?

「虎徹を見たら偽物と思え」
「虎徹の刀が100振あったら本物は1振」

刀に詳しくない人も聞いた事があると思います。
この言葉がいつからあったかは不明ですが、本間寒山氏は著書である「寒山刀剣教室」内で恐らく明治以降に生まれた言葉と述べています。

・佐藤寒山が山形県の登録数から見た虎徹正真作の割合「寒山刀剣教室 P130」を見ると虎徹大鑑を制作当時、山形県の登録台帳で寒山氏が刀の数を調べたところ、

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