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GHQ焚書図書開封

読書メモを書いていこう。レビューというよりも自分が気になったところをメモ代わり兼ねて。

西尾幹二先生の「GHQ焚書図書開封」から。

大東亜戦争後、GHQにより焚書が行われた。焚書とは流通している書物を止めて廃棄してしまうこと。これは何を意味するか。GHQにより不都合な真実が隠されてしまうということ。日本を占領軍の望むような方向に変えていく政治効果のいかに大きい措置であったか、ということを西尾先生が解き明かしていく内容。しかも驚きなのは、これに日本人、東京大学文学部の関与があったと思われること。(ここは西尾先生も断言しておらず、推測)日本人の手によって、日本の歴史の真実が隠されていたとしたら、これはとても哀しいこと。未来にも嘘の歴史が語り継がれ、間違った教訓として残される。

戦争体験者でもある西尾先生だからこそ、当時の空気感も交えて語られる。そして作中に紹介される焚書図書も西尾先生が文書として優れていると感じたものから引用されているので、読みやすく伝わりやすい。

テーマが壮大だが、この一冊だけでも、南京での日本軍の振る舞いや南太平洋の攻防、オーストラリアの白豪主義の歴史など盛り沢山。ここで一括で所感を書き残すのは難しいので、読み返す折に触れて加筆していこうと思う。

本を読むという行為は大好きだ。知識が増える喜び、自分の精神とも奥深く対話をするような感覚。焚書はまさに一国の歴史や文化の破壊。

#読書 #西尾幹二


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